こんにちは。東京事務所の紅の豚です。
本日の西田先生は午前中に税制調査会の正副幹部会議、国会対策委員会の正副幹部会議、午後には憲法審査会に出席されました。
憲法審査会では多くの改憲論、護憲論が出ておりましたが、西田先生はまず現行憲法が成立した占領期の実態についてご説明になりました。現行憲法が成立した当初、政府見解は自衛権すら存在しないというものであったが、昭和25年になると独立国ならば自衛権を持つという見解に変わり、日本は再軍備を進めた。その背景には、朝鮮戦争の勃発が典型だが、東西冷戦の本格化に伴うGHQによる占領政策の変化があった。
このような現行憲法が成立した歴史的背景を、国民に知らせていないことは問題であり、これには政治家にもマスコミにも大きな責任がある。当時はプレスコードがあり、国民に周知することはできなかったが、プレスコードの解除後に、占領政策を見直すことができたにも関わらず、歴史的背景を踏まえた議論ができていない。憲法審査会では、現行憲法の根本部分に立ち戻った議論をすべきであると強く訴えました。
本日は自民党本部にてクールジャパン戦略推進特命委員会が開催され、歌舞伎俳優の7代目・市川染五郎さんに「歌舞伎界から見たクールジャパン」についてご講演いただきました。歌舞伎俳優の方を初めて拝見しましたが、やはりオーラが違いました!!
市川さんは冒頭に演じる側から歌舞伎の素晴らしさを伝えていきたいとご挨拶されました。歌舞伎は当初、その時代の流行を表現していましたが、明治期になるとそれを止め、江戸期の時代性を表現するようになったそうです。市川さんはそれが現代歌舞伎の強みになっていると仰られておりました。歌舞伎界の視点が、政府・与党のクールジャパン戦略にどのように反映されていくのかが、とても楽しみですね。
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