今回の衆院選の疑問に西田昌司が全て答えます13

2017.10.21

 

 

 

Q.マスコミは何故、安倍一強と批判ばかりするのでしょう?

 

A.安倍総理が2020年迄に憲法改正すると明言したからです。同じことが10年前にもありました。

 

 

 

Q.10年前といえば西田さんが参議院に初当選した年ですね。何がありましたか?

 

A.10年前の参議院選挙も安倍総理でした。戦後レジームからの脱却を掲げ、憲法改正を明言して、その前年に小泉総理から事実上の禅譲で安倍政権は誕生しました。当初は内閣支持率も非常に高かったのですが、年が明けると世論は一気に反安倍に変わり参議院選挙は大敗しました。

 

 

 

Q.そうでしたね。何が原因だったのですか?

 

A.表面上は「絆創膏大臣」や「なんとか還元水大臣」など、お友達内閣という批判や消えた年金など、安倍政権のイメージ低下がありました。しかし、実際は、護憲派のマスコミが、反安倍のキャンペーンを仕掛けたためだと私は見ています。

 

 

 

Q.そうでしたね。でも、何故そんなことをする必要があるのですか?

 

A.憲法改正のための国民投票法が成立したため、改憲が現実化したからでしょう。改憲阻止のため反安倍で野党と協調したのでしょう。

 

 

 

Q.確かに、10年前と酷似してますね。安倍政治を許さない、安倍一強反対、立憲民主党など何か共通するもを感じますが…?

 

A.その正体が、戦後レジームです。被占領時代の価値観と言っても良いでしょう。つまりは、国民は被害者だとするしそうです。国民は悪くない、悪いのは政治家だとして、GHQは東京裁判史観を作り上げました。政治家に責任があるのは当然です。しかし、この考えでは国民は常に観客で主人公になりません。自分は常に免責で為政者を批判すれば良いという考え方は、典型的左翼思想です。

 

 

 

Q.なるほど、でも、民主主義とはそういうものではないですか?

 

A.それは、戦後民主主義です。国民主権を前提とするなら、本当の民主主義は責任は全て国民にあることになります。自分を無罪放免する戦後民主主義はでは結局自己反省が出来ない。今回の民進党と希望の党そして立憲民主党の姿は正に戦後民主主義の本質を表しています。

 

 

 

Q.批判はだけするが、自分は常に免責であるという態度ですか?

 

A.その通りです。でもそれは常に私たちの周りに有ります。人間が陥り易い罠なのです。

 

 

 

Q.結局は、政治家を選ぶということは、自分の生き方を確認するということですね?

 

A.選ぶ方も選ばれる方も謙虚に自省自反することから始まるのかも知れませんね。