今回の衆院選の疑問に西田昌司が全て答えます10

2017.10.18

 

 

 

Q.立憲民主党が調子いい様ですね?

 

A.その様です。

 

 

 

Q.何故なのでしょうか?

 

A.日本人は判官びいきが好きですからね。希望の党に入党拒否されかわいそうという同情が大きいのでしょう。

 

 

 

Q.リベラルということが注目されているようですが…?

 

A.リベラルとは本来自由主義という意味ですが、日本では反権力という意味で使われています。これは、マスコミの立場と基本的に共通しています。だから、マスコミが彼らにシンパシーを持って報道するのです。

 

 

 

Q.共産党とどう違うのでしょう?

 

A.共産党は共産主義国家を樹立するという明確な目標を持っています。そこに行き着くまでの手段として野党共闘など、様々な現実対応をしています。その中で、立憲民主党と同じ様な主張をすることもあるのです。

 

 

 

Q.自衛隊が憲法違反だと彼らは言っていますね?

 

A.共産主義国家でも軍隊は持っています。ただ、日本国憲法には9条に戦力不保持が書かれています。だから、憲法違反だと彼らは言うのです。

 

 

 

Q.彼らの方が正しいのでしょうか?

A.条文上はその通りです。問題はそんな条文が何故書かれているのかと言うことです。

 

Q.何故9条が書かれたのですか?

 

A.それは、GHQの占領方針が日本の非武装化を目的としていたからです。

 

 

 

Q.では何故自衛隊ができたのですか?

 

A GHQが再軍備を命じたからです。

 

 

 

Q.GHQが占領方針を変えたということですね。でも何故ですか?

 

A.昭和25年朝鮮戦争が勃発し、北朝鮮が韓国に攻め入ってきました。第二次大戦中は反ナチス、反日本で米ソが協力していました。戦後は世界の覇権争いで完全に敵対することになりました。その象徴が朝鮮戦争です。アメリカは、日本を西側に囲い込むため経済援助をするようになりましたが、代わりにアメリカの支援をするために再軍備を命じたのです。

 

 

 

Q.そんなこと学校で教えてもらっていませんが…?

 

A.昭和27428日までは占領中のため、アメリカの批判になる様な事は一切報じることができなかったからです。

 

 

 

Q.でも今はもう平成の時代ですよ。何故教えないのですか?

 

A.占領中に行われた事は未だにタブーに成っているからです。憲法と自衛隊の関係も含めて改めて事実を知り、議論する必要があります。

 

 

 

Q.立憲民主党や共産党の主張は、未だにそのタブーに囚われているということですか?

A.そういうことです。残念ながら自民党にもそういう嫌いがあります。もっと事実を国民に語るべきですね。