今回の衆院選の疑問に西田昌司が全て答えます

2017.10.16

 

Q. 自民党が下野した時は、離党や解党騒動は無かったですか?

 

A. ありませんでした。谷垣総裁の下でもう一度政権復帰するにはどうすればいいのかを真摯に議論していました。特に、行き過ぎた構造改革が、地方を疲弊させ格差を増大させたと、自民党の政策の間違いを皆が反省しました。

 

 

 

Q. 民主党とは随分違いますね。

 

A 民主党もあれだけの支持を得て政権獲得したにも拘らず、何故短期間で支持を失ったのか、徹底した議論が必要だったのです。それをせず、名前を変えるだけでは折角の失敗を活かせません。

 

 

 

Q. 西田さんが考えるこれからの対立の軸は何でしょうか?

 

A 自民党は一応保守政党ということになってますが、その実態は占領時代に作られた制度の保守であるとも言えます。本当の保守は、そういう事実を踏まえながら、失われた歴史や国民性をどう取り戻すか、また、それを時代に伝えるかということを考えるものです。

 

 

 

Q. 自民党の中に対立軸があるということですか?

 

A 残念ながら、そこまで本当の保守が広まってません。しかし、そうした考え方は世界中で広まっています。トランプ大統領やロシアのプーチン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領やフランスのルペン党首などがその例です。

 

 

 

Q. 随分荒っぽい人達ばかりですが、日本がそんな風になって大丈夫ですか?

 

A 確かにそうですね。日本が彼らの様に超排他的になる必要はありません。ただ、世界中で、自国の歴史や価値観に向き合っていることを考えると日本はかなり特殊だと言えます。

 

 

 

Q. 与野党含めて政界再編があるということでしょうか?

 

A 野党の方は、基本的に占領体制肯定派ですから、私の指摘は理解できないでしょう。むしろ、自民党の中で、いわゆるグローバル派と穏健な民族派との議論が出てきた時、日本は真の独立国家になることでしょう。

 

 

 

Q. 結局、自民党は割れるのですか?

 

A 割れないでしょう。自民党の中でこうしたしたことが議論されることにより、臨機応変に政策が変化することになるでしょう。それが自民党の強みなのです。

広く会議を興し万機公論に決すべし。和を以て貴しとなす。正に日本の国是です。

 

 

Q. 五箇条の御誓文と17条の憲法ですね?

 

A. その通り。