前原誠司氏のポスターの謎


京都二区で増える前原代表の顔を大写しにした民進党のポスター。
私の地元の京都で前原誠司氏のポスターが、選挙公示日直前になって増え出している。いわゆる事前ポスターは、選挙公示後は掲示できないため、公示日までに各陣営撤去するのが常識です。
解党する党の党首ポスターは必要か。
よく見ると、事前ポスターを撤去した後に民進党のポスターを貼り替えているようです。自民党も事前ポスターを安倍総裁の顔をアップした党のポスターに貼り替えています。しかし、そもそも民進党は事実上解党し、今回の選挙では一切候補者を出さないはずです。党の広告をする必要は全く無いのです。安倍総裁は党の顔として、全国で貼り出されていますが、京都二区以外で前原誠司代表のポスターなど誰も見たことないでしょう。
党首のポスターは選挙期間中で貼れると思い、事前ポスターと貼り替えているのではないかと私は疑いました。

 

選挙運動の期間前に掲示されたポスターの撤去。
私は、総務省の選挙担当者にこの事を相談しました。答えは次の通りです。
公職選挙法201条の14には「当該ポスターにその氏名またはその氏名が類推されるような事項を記載された者が当該選挙において候補者になったときは、当該候補者となった日のうちに、当該選挙区において、当該ポスターを撤去しなければならない。」と明記されています。

 

政党の党首のポスターでも自分の選挙区では選挙期間中は貼れないのです。従って、前原氏は立候補した日、つまりは公示日中に全てのポスターを撤去しなければ、完全な選挙違反です。
この法律を知っていれば、事前ポスターを党首のポスターに貼り替えるメリットはないので、無駄な貼り替えなどしないでしょう。この法律を知らずに、選挙期間中も掲示できると考えているのなら、あまりにも無知です。また、知っているが、無視してやっているなら確信犯です。


京都二区で前原氏の党首ポスターを見たら、撤去するように前原事務所に知らせてあげて下さい。