こんにちは.。東京事務所の紅の豚です。

 

本日の西田先生は安岡正篤先生の思想に学び、政治に活かすことを目的として開催された盡心会(じんしんかい)に出席されました。同会は林芳正文部科学大臣が会長として主催し、イメージプラン代表取締役社長の田口佳史先生を講師としてお招きしておりました。会名の由来は、吉田松陰が『孟子』の最も重要な章句であるとした「盡心章句」から来ているそうです。

 

古典の勉強会らしく、古典を素読した後に、講師の先生が意味を解説するという形を取っていました。古典の素読自体があまり見られなくなった昨今、国会議員の先生方が素読される姿は、さらに珍しいのではないのでしょうか。もちろん、西田先生も素読されておりましたよ。

冒頭に林会長は古典は難しいが、古典を精読すると、時代が変わっても、人間とはいかに変わらないものかがよく分かる。この会を通じて、古典を生きる糧にしていきたい、とご挨拶されました。

 

田口先生は「豪傑の士の若きは、文王無しと雖も猶興る」の一句について、「偉大な指導者がいなくとも、正しいことならば一人でもやる」という解説をなされ、西田先生はこれに大きく頷いておりました。『孟子』は吉田松陰の愛読書で、「猶興る」という言葉には松陰も深く共感しており、そこから「正しいことならば、一人でもやる人」を「猶興の士」と呼ぶにようになったそうです。このお話を聞いて、現代の「猶興の士」として西田先生を想起いたしました。

 

西田先生は現在の日本経済は経世済民ではなく、ビジネスが優先されてしまっている。経世済民も古典に由来しており、民を救えば、自然と世の中が良くなっていくことを日本人は理解している。日本人は古典を肌感覚で理解できるが、世界の潮流に流されて行ってしまっているところがある。田口先生の解説を聞いて、我が意を得たりという心持ちになった、と感想を述べられました。

 

 

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西田昌司youtubehttps://www.youtube.com/user/shoujinishida