こんにちは。東京事務所インターンのバーボンです。

本日は非常に天気がいいですね。清々しくて気持ちがいいです。

75年前の今日、真珠湾攻撃により、アメリカとの戦争が始まりました。

そして沢山の方が亡くなりました。彼らは「間違った戦争で犠牲になったかわいそうな人々」だったのでしょうか。『戦艦大和ノ最後』を書いた吉田満は「僕たちは何か非常に大きなものを彼らに負っている」と言います。私もそう思います。彼らの犠牲の上に今日の日本があります。亡くなった彼らが現代の日本を見たらどう思うしょうか。この問いを常に抱えて生きていくこと、これが現代の日本人には欠けているのではないでしょうか。

 

↑法務委員会において質問をする西田先生。

さて、本日の法務委員会では「部落差別の解消の推進に関する法律案」の質疑と採決がありました。西田先生も質問を行いました。「本法案で結婚差別はどのようになくなるのか」「『言われ無き差別』にならぬように人権教育と忘却のバランス感覚が大切ではないか」等を述べられていました。確かにこのバランス感覚は大切です。福田恆存流にいうならば、臨界傾斜角です。つまり、これ以上傾けた場合、滑り落ちてしまう角度を見つけることが、バランスをとる鍵となるということです。福田はバランスを保つことよりも、この臨界傾斜角をみつけることに全力を注がなくてはいけないと言います。忘却されつつあった被差別者を再びクローズアップし、彼らを再び苦しめてしまうかもしれない反面、今まで差別と闘ってきた人々はどうなってしまうのかという問題があります。法案成立に当たって、この二つの側面の臨界傾斜角を見つけることが必要になりそうです。

↑金田勝年法務大臣(左端)と提唱者の二階俊博幹事長(右端)

↓法案は共産党以外の自公民、他会派の賛成で可決成立しました。

↑可決後、二階幹事長と金田法務大臣と握手を交わす西田先生。

 

 

こちらもご覧下さい!

週刊西田

西田昌司youtubeチャンネル