おはようございます。

西田事務所やざきちです。


昨日のブログ で、日蓮宗総本山久遠寺のお上人のお言葉について触れました。

そのお上人とは、2001年に逝去された

岩間 日勇氏(いわま・にちゆう=前身延山久遠寺法主)です。


※以下、全文を掲載(引用)します。



さぞ苦しいであろう

さぞお困りであろう

死んだほうがましだと考える

その心持ちもよくわかる

だが あなたよりもっと苦労しながら立ち上がった人がある

もっと困っていながら切り抜けた人がいる

絶望してはならない

人生には必ず活路がある

人を呪うよりも 自分の在り方を反省することだ

人の幸福をうらやむより 自らから築くことに努めることだ

そして神仏に仕えるつもりで人々に奉仕すれば

人々を幸いにすると共に自分が幸いになる

善人は人から重んぜられ

正義は人から尊ばれる筈である

しかし 善人なればこそ悪人に嫌われ

正義なればこそ 不正の輩にしりぞけられる

善人 必ずしも重んぜられず

正義 必ずしも尊ばれない

だが悪人にして栄えたためしなく

不正にして誉れを得たものはない

重んぜられずともよい

私は善人でありたい

尊ばれなくともよい

私は正義であることを欲する




日蓮宗総本山 身延山久遠寺

            第九十世 日勇上人