東京事務所のたぬ吉です。


このPTももう10回目になり中盤にさしかかってきました。

本日は、北陸経済連合会の久和会長と関西経済連合会からは、辻リニア北陸新幹線担当委員長からヒアリングを行いました。





北経連からの要望は、北陸地域の成長戦略の基盤となる最重要インフラで、東海道新幹線の代替補完機能を持ち、国土強靱化に不可欠である。そのためにも、一日も早い大阪までのフル規格での全線整備を2030年頃までに、ルート決定を平成28年中に決定して頂きたい。また、北陸と関西のつながりは、歴史的にも深く「京都駅」を通って欲しいという会員の意見が多い。


ルートの問題については、小浜・京都ルートについては米原ルートと比較して長距離だが、開業時期は米原ルートの場合と同程度となるよう、また、中京圏へのアクセスにも留意して欲しい。米原ルートは、将来、東海道新幹線への直接乗り入れが出来るよう、ただし、当面は対面乗り換えで利便性の確保をして欲しい。


関経連は、北陸新幹線は関西・北陸のみならず、日本全体の成長や国土強靱化に値する、国家的プロジェクトです。新大阪までの一日も早い整備を望みます。願わくは、関空までと開業が実現すれば、東海道新幹線と重複しない「完全に独立したリダンダンシー(余剰性)」を確保でき、東西分断を回避できる。また、関西、関東、信越、北陸が新幹線で結ばれた一つの環となり、地方経済の持続的な発展・成長につながっていくという説明をされていました。

 

5つのルート案については、どこが望ましいかとははっきり言えないが、福井から京都を経由して新大阪駅まで早期の整備をお願いしたい。


つづく


(一口メモ)

関経連とは、関西一円において、経済活動を展開している企業・団体・学校法人13000の会員で組織する統合経済団体です。リニア新幹線の推進において、東京ー大阪間全線同時開業すべきという、明確な国家プロジェクトとして位置づけています(会長は、関西電力の森会長さんです)

また、北経連においては、430の会員を有し、北陸新幹線の利用で、企業・観光を誘致を行っていくという要望です(会長は、北陸電力の久和会長さんです)






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