この世は色だらけなのに、その色をしっかり見ていないことがあります。
特に、忙しかったり心の余裕がない時は色だけでなく、五感も鈍ります。
私が20代後半の頃、東北に住んでいる祖母が亡くなった時に、こんな体験をしています。
その時の移動時間は電車で6~7時間でしたが、その間、私はずっとボーっとしていました。
一本の電話と共に慌てて家を飛び出してきてから車の中でも、電車の中でも。
見えているものは全てぼやけた白黒で、匂いも温度も感じていませんでした。
お通夜の間も一緒。
幼少の頃は祖母に世話をしてもらっていたので、祖母のことをずっと慕っていたはずでした。一緒に遊んだ覚えもたくさんあります。
しかし、その時は何の感情も沸かず、淡々とお手伝い。
お葬式の日程が決まり、今後の予定を調整する為に近くの電話ボックスに行った時
(当時は携帯電話はまだ普及していませんでした)
私はどうやって今後の仕事や予定を動かそうかとしばらく考え込みました。
実のところ、それが一番の気がかりだったのです。
結局どうにもならず、全てキャンセル。
受話器を置き、私は深い溜め息と共に電話ボックスの外に出ました。
それまで私は景色は見ていませんでした。寒いか、冷たいかなんて感じていませんでした。
ただ、次の瞬間。
頭を叩かれたような気がしてふと前を見ると、
路上に降り積もった新雪がオレンジ色の街灯に照らし出されているのに気が付きました。
私はその時「はじめて」オレンジ色を認識しました。
突然、全身の力が抜け、その場に崩れ落ちるように跪きました。
祖母の顔を見た時も、母が泣き崩れる姿を見た時も。
まったく出てこなかった涙が突然頬に暖かく流れ落ちてきました。
そのまま、本当に久しぶりに大声を出して泣きました。
何で泣いているのかがわからなくなるくらい、ずっと泣いていました。
帰りに見る景色は、行きとはうって変わって彩りの鮮やかな風景となっていました。
しばらくの間、私はそんな色たちを感じながら微笑んでいましたが、
忙しい日常に戻ると共に、また、いつの間にか色を見なくなっていきました。
多分、色だけではないと思います。 音楽、香り、絵、言葉。
心から見たり聴いたりすることができれば、毎日が数倍楽しく、癒されるものになると思います。
本来それが当たり前であるべきなのでしょうけど、残念ながらそうでない事の方が多い。
自分にとっての本物を見落とすから、いろいろな事がこんがらがっちゃう。
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今までの受講生さんたち、そして、私と一緒に勉強した皆さん。
自然にご自身の道を見つけられ、生き生きと過ごしていらっしゃいます。
講師の私がこんな言い方をしていいのかと思いますが
本当に凄いと思うのは、皆さま、「この講座のおかげだ!」という感じではなく
自然に動きはじめている、というところ。
久しぶりにお会いした方に「今はこんなことになっています♪」というお話しを聞いて
(あの頃は『そんなのは絶対無理』って、聞く耳を全然もっていなかったのに)
と、私の方がビックリするのです。
そして、ほとんどの方が「変化」している。
ですから、「変わりたくない」と思っている方にはお勧めできません。
興味がある方は、お気軽にご連絡ください♪
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