今週はキネマ旬報ベストテン入賞作品紹介週間。
最終日は2023年キネマ旬報ベストテン邦画部門7位入賞作。
第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞&クィア・パルム賞をW受賞した作品。
そして今作は脚本を是枝監督ではなく阪元裕二に任せ、安藤サクラ以外の役者を総て是枝作品初参加でそろえたというチャレンジをしています。
さてどうでしょうか?
物語は大きな湖のある郊外の町。
風俗店が幾つか入ったビルが放火で火事にある所から物語は始まります。
主人公は三人の視点で描かれます。
一人は息子を愛するシングルマザー。
もう一人は父親からDV被害を受け、学校でもイジメられている少年。
最後の一人はその二人の担任である生徒思いの学校教師。
ある日子供から教師が体罰をしているという告発をされますが、教師は全く身に覚えがない。
シングルマザーは学校に乗り込み、謝罪を求めるのですが、身に覚えのない事に話がまとまりません。
しかし学校側は教師の非を一方的に認め、謝罪をさせます。
初めはちっぽけな事だったのに、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、問題がドンドン大きくなり、教師は総てを失います。
そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消します。
果たして事件の真相は?
という物語。
相変わら素晴らしい映画を撮りますね。
脚本も確かに今までの是枝作品とは毛色が違うし、初参加の役者陣も素晴らしかった!
これだけの作品を何作も残し、更にチャレンジし続ける是枝ワールド。
凄いですね。
次作も期待です。
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