皆さんこんばんは。
恒例の夜中の本紹介。
「キャバレー」 ビートたけし
久々にたけしの本を読んでみた。
学生の頃は毎週たけしのオールナイトニッポンを聞いて育った私。
ある意味神でした。
現在は芸人というより映画監督。
なので正直芸人としては、もう終わった人だと思ってます。
又吉が芥川賞を受賞した事が悔しかったのか、それから急激に小説を何作も出してます。
さほど興味は湧かなかったけど、今作は自叙伝的作品だったので読んでみた次第。
さてどうでしょうか?
物語の舞台は70年代の東京のキャバレー。
なかなか芽が出ずドサ廻りを続けてくすぶる芸人(綾小路きみまろ)が主人公。
出演するキャバレーの支配人や、用心棒のチンピラ、店の専属歌手や得体のしれないオーナー達との、おかしくも哀しい日々を中心に描かれます。
そしてある時漫才ブームが起こり、同じ様に売れずにもがいていた(ツービート)のたけしは大ブレイクを果たしていく。
その裏で、全く目が出ない主人公は、自分の人生に迷い出します。
果たしてその結末とは?
という物語。
小説のレベルとしてはそれ程ではないと感じるけど、私が神と崇めていた時代の芸人・ビートたけしを久々に感じた読了感。
大学出て東京に住んでいた時、休みになると必ず浅草に行ってた。
お金が全然無かったから、ドテとホッピーで1000円しなかったのを堪能し、ロック座を外から見上げていたのを思いだしました。
ラストに最後に売れた主人公とたけしは、売れてなかった時代の方が楽しかったな~という発言をするシーンがあります。
人生は大変な時の方が実は楽しんんだよな~。
後になって気づくんです。
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