フェイクドキュメンタリー小説の好例(「ほねがらみ」 芦花公園) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「ほねがらみ」 芦花公園

 

初読の作家さん。

 

ブックオフで見つけて、何かこれは他とは違うのではないかというオーラを感じて読んでみました。

 

さてどうでしょうか?

 

主人公は大学病院勤めの医者。

 

趣味は、怪談の収集する事です。


そんな変わり者の主人公の元には、知人のメール、民俗学者の手記、インタビューのテープ起こし。その数々の記録に登場する、呪われた村、手足のない体、白蛇の伝説、などの怪談や噂話が日々届きます。


一見、バラバラのように思われたそれらが、徐々に一つの線でつながっていき、想像もできない恐怖となっていきます。

 

所謂フェイクドキュメンタリー系小説。

 

作者は三津田信三さんが大好きなそうなんで、この展開の小説を書くのは納得いきます。

 

デビュー作とは思えない完成度に驚きました。

 

今後の活躍に大期待です。

 

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