皆さんこんばんは。
恒例の夜中の本紹介。
「跳ぶ男」 青山文平
(つまをめとらば)で直木賞を受賞した青山さん。
時代物基本得意じゃないので松本清張賞を受賞したデビュー作の(白樫の樹の下で)以来読みます。
さてどうでしょうか?
物語の舞台は土地も金も水も米もない、ないない尽くしの藤戸藩。
主人公は道具役(能役者)の長男として生まれた少年は、幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失います。
以来、三つ齢上の藩主の息子である友の手を借りながら独修で能に励んで生きています。
しかしその友が切腹を命じられた上に、藩主が急死し、主人公が身代わりとして立てられることになります。
それは最後には殺される運命の身代わりでしたが、亡くなった友の意思を継ぐ為に受ける事にします。
果たして主人公の運命は?
と言う物語。
今回は(能)がテーマと言う事なんで、得意じゃない時代物を読んでみた次第。
でもやはりあまり合わなあった。
読めない事は無いんだけど、現代ものみたいに、後半グイグイ引き込まれる事がない。
時代物好きな人・青山作品好きな人なら楽しめるんだろうと思います。
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