実話をベースにした考察型ホラー映画(「N号棟」 後藤康介監督) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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今週はアジアンホラー映画紹介特集週間。

 

最終日は実話をベースにした邦画。

 

「N号棟」 後藤康介監督

 

元となったのは2000年に岐阜県富知町の団地で起こった幽霊騒ぎ。

 

通称(幽霊団地事件)です。

 

私もリアルタイムでワイドショーの番組をよく観ていた記憶が蘇ります。

 

ラップ現象やポルターガイスト現象が多発し、確か最後は霊能者にお祓いして貰って騒ぎが収まった記憶があります。

 

さて今作はどうでしょうか?

 

主人公は死恐怖症(タナトフォビア)を抱える女子大生。

 

ある日美大の映像科の元カレが卒業制作にホラー映画を撮る事に決め、そのロケハンに今彼の三人で訪れます。

 

そこはかつて心霊現象で話題となった廃団地でした。

 

誰も住んでいないと思ったら、20人程度の住民が未だに住んでいて、撮影できたという彼らを心から喜んで受け入れてくれます。

 

住民らは死者の霊魂の存在を信じ、共生していて、彼氏を昔自殺で亡くしたという女性に導かれる様に奇妙な集団生活を送っていました。

 

奇妙な模様に初めは早く団地を去ろうとするのですが、死というものから逃げずに、何かの意味を探す住民たちの考え方にだんだん惹かれる様になってきます。

 

果たして主人公達はこの団地から無事に出る事が出来るのか?

 

という物語。

 

怖さはないけど、非常に興味深い内容であるのは確かです。

 

霊というものを怖いものと断定するのではなく、それぞれが違った意味を持っているという考え方。

 

これは新しい霊に対する捉え方で面白かった。

 

そして大好きな女優・筒井真理子さんが今作も素晴らしい演技を見せてくれてるし、他の名バイプレイャー達の演技も良かったです。

 

ホラーとして観なければ、そこそこ楽しめる一作です。

 

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