今週はジャンル分けが難しい洋画映画紹介特集週間。
三日目はフランス・ベルギー合作映画。
「チタン」 ジュリア・デュクルノー監督
2016年(RAW~少女のめざめ)というカニバリズムの問題作を監督したジュリア監督。
それ以来の長編二作目が今作。
何と第74回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作でもあります。
こんな禍々しそうな映画がカンヌのグランプリとは!
さてどうでしょうか?
主人公は子供の時、父親が起こした交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれた女性。
大人になりチタンをの傷跡もそのままダンサーとなり生計を立てていました。
しかし何かの発作で人を殺してしまう衝動が収められる殺人を繰り返してしまいます。
そして殺人の後は車に対して異常な興奮を覚えて、車と性行為に似た行為を繰り返します。
自らの犯した罪により行き場を失った主人公はある日、消防士の男性と出会います。
彼は10年前に息子が行方不明となり、息子の生存を信じ孤独に生きていました。
主人公は整形をし、胸をさらしで隠し、自らを息子だと偽り、彼と共同生活を始めます。
おだやかな日々が続くのですが、主人公の体に変化が現れます。
それはどう考えて妊娠の兆候でした。
果たして彼女が産み出すものとは?
という物語。
これは本当にジャンル分けが難しい。
そしてタイトルのチタンというのはそれ程本筋には関係がない。
でも物凄く引き込まれるのは間違いない。
これはもう観て貰うしかないです。
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