今週はジャンル分けが難しい洋画紹介特集週間。
二日目はフインランドの映画。
「ハッチングー孵化ー」 ハンナ・ベルイホルム監督
晴れの日が少ない北欧地域の映画は、不思議と暗くてじっとりした映画が多い。
今作もそんな感じ。
さてどうでしょうか?
物語の舞台は北欧フィンランドの森の中の豪邸。
主人公は新体操をする12歳の美少女。
完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすために全てを我慢し自分を抑え、体操の大会優勝を目指す日々を送っています。
ある夜、主人公は森で大きくて奇妙な卵を見つけます。
家族に内緒で卵を持ち帰り、自分のベッドで温めると。やがて卵は大きくなり、遂には孵化します!
そこから生まれたのはこの世のものとは思えない鳥に似た生物でした。
その生物は大きくなるにつれて、とてつもない存在となっていきます。
果たして家族の運命は?
という物語。
摩訶不思議で、やはり暗くてじっとりした映画でした。
一応ホラー映画というジャンルにはなるんだろうけど、怖いというより思春期の少女の心を、怪物が代弁する様な映画でした。
兎に角雰囲気は独特で、北欧映画好きにはたまらないと思います。
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