皆さんこんばんは。
恒例の夜中の本紹介。
「スマイルメイカー」 横関大
第56回江戸川乱歩賞を受賞してデビューした横関さん。
見つけたら全て読んでます。
才能はある人だと思うんだけど、今一つ個性と言うか華が無い。
知らぬ間に深田恭子主演でTVドラマ化された(ルパンの娘)が代表作みたいになってしまったけど、個人的には別にあると思ってます。
さて今作はどうでしょうか?
物語はスマイルタクシーと呼ばれるタクシーの中が中心に進みます。
お客さんがタクシーから降りるときには必ず笑顔にするという信念を元に仕事をするタクシー会社です。
運転手のが一人の少年を乗せる事から物語は始まります。
少年は途中宝石屋で強盗を働きお金を強奪し再びタクシーの乗りこんで車を走らせます。
何が何だか分からい運転手ですが、訳アリ匂いのする少年の思う様に車を移動させます。
一方同僚のタクシーには濡れ衣を着せられて数日後には刑務所に収監されるだろう男、また別の同僚は仕事に追われるバツイチの女性弁護士を乗せます。
一見何の関係も無さそうなこの三人が話が進むうちに絡み合っていきます。
果たして三人の関係とは?
という物語。
中々面白かった!
今まではシリアスなミステリーが殆どだった横関さんですが、こういう軽快なミステリーがもしかしたら持ち味かもしれない。
今後もこの路線でいいんじゃないでしょうか?
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