持ち味だけど、中編では書ききれないもどかしさ(「迷子のままで」 天童荒太) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

四月初の週末の夜。

 

常連さん達との楽し一夜でした。

 

毎回言いますが、まだまだコロナ前には程遠いけど、少しづつですが戻って来ている実感は感じられます。

 

コロナ前からお会いしてない方々。

 

お待ちしております。

 

さて恒例の夜中の本紹介。

 

「迷子のままで」 天童荒太

 

現実の世の中に蔓延る重い問題を小説にする天童さん。

 

どの作品も読むと考えさせられます。

 

今作は中編二編の作品集です。

 

表題作(迷子のままで)は幼児虐待がテーマ。

 

天童さん自身このテーマで(永遠の仔)という傑作を残しています。

 

二作目(今から帰ります)は3.11の震災後の物語。

 

こちらも作者の過去作(ムーンナイトダイバー↓)の姉妹的作品。

 

表現者はフクシマには触れずにはいられないのか?(「ムーンナイト・ダイバー」 天童荒太) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら (ameblo.jp)

 

天道さんの得意分野の物語ですから、それなりに読ませますが、やはり中編と言うのがもどかしい。

 

長編ならもっと色んな事が描けて、読み手に与えるインパクトも違うはずです。

 

やはり天童さんは長編だね。

 

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そしてこちらがTVドラマ化もされた問題作。この本から天道さんの快進撃は始まりました↓

 

 

 

そしてこちらが震災後の福島を映画いた作品↓