日本映画紹介週間二日目。
「許された子どもたち」 内藤瑛亮監督
二年前のマイベストテンに前作(ミスミソウ)を入れた内藤監督の最新作。
その時のブログはこちらです↓
J-ホラーの傑作が三河の監督から!(「ミスミソウ」 内藤瑛亮監督) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら (ameblo.jp)
しかも愛知県出身なので余計に気にしている監督です。
さてどうでしょうか?
物語の舞台はとある地方都市。
主人公は中学一年生で不良少年グループのリーダー。
日常から一人の少年を虐めていたのですが、ある日エスカレートして少年を殺してしまいます。
警察に犯行を自供した主人公ですが、息子の無罪を信じる母親の説得によって否認に転じ、その結果、少年審判は不処分となります。
主人公は自由を得るも、決定に対し世間から激しいバッシングが巻き起こり、SNSなどで罵詈雑言を浴びせられ、おまけに住所や親の仕事まで総て晒されてしまいます。
家がバレる度に引っ越しを繰り返す家族。
しかし父親はそんな生活に疲れ果て出て行ってしまい、母と主人公二人の逃避行が続いていきます。
一方殺された生徒の両親は、民事訴訟を起こし罪を問う事を決意します。
果たして少年の行く末は?
と言う物語。
今作も中々の問題作でした。
絶賛した(ミスミソウ)やその前の数作とは毛色が違い、デビュー作の(先生を流産させる会)に戻った感じの映画でした。
元々はこちらが持ち味の監督だと思うのですが、商業作品としては中々難しいんでしょう。
なので今まで撮りづらかった。
何作か商業作品を成功させたので御褒美と言った感じです。
個人的には最後まで目が離せない傑作だと思います。
只先ほども言った様に商業的には難しい作品かな~。
そしてタイトルが今一つ違う気がするんですが、監督自身が付けたわけだから本当はタイトルの意味を考えながら観るのが正解なんでしょう。
主演の少年も、柳楽優弥のデビュー時みたいで存在感バリバリありました。
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前作のホラー映画(ミスミソウ)も素晴らしかった!色彩美がさく裂です↓