連続して性がテーマの作品(「ハコブネ」 村田紗耶香) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

梅雨らしい高温多湿の夜。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「ハコブネ」 村田紗耶香

 

前回読んだ(星を吸う水)が素晴らしかった!

 

今作も女性三人が主人公でテーマが(性/SEX)という似た感じ。

 

さてどうでしょうか?

 

メインの主人公はセックスが辛く、もしかしたら自分は男なのではと思い、男装をする19歳のフリーターの少女。

 

そんな彼女が息抜きで通うネットカフェで、二人のアラサー女性と知り合いになります。

 

一人は30歳目前になっても、暗闇でも日焼け止めを欠かさない程肌のケアや女性であり続ける事にこだわる女性。

 

もう一人は、生身の男と寝ても人間としての肉体感覚が持てず、子供の頃から感じている宇宙を繋がりたという願望のある女性。


全く考え方も性格も違う三人は、何時しかつるむ様になり、それぞれの持つ悩みを共有していきます。

 

果たして主人公の悩みは解決する事は出来るのか?

 

と言う物語。

 

確かにテーマは前作と同じだけど、今作は何か響くものがなかった。

 

男だからか?

 

でも前作も女性主人公でも共感できる感じは大だったから、そこは関係ない。

 

小説というより村田さん自身が迷宮に嵌ってしまった感じがしました。

 

次作に期待です。

 

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そしてこちらも同じようなテーマの前作。こちらは個人的にはかなりお勧めです↓