プロレスは試合ではなく志合(「掃除屋 プロレス始末伝」 黒木あるじ) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

本日も豊橋コロナ40人(汗)

 

収まらないですね。

 

自分の身は自分で気をつけて坦々と生活するしかないですね。

 

明日は朝一魚市場。

 

ルーティンワークを守ります。

 

さて夜中の本紹介。

 

「掃除屋 プロレス始末伝」 黒木あるじ

 

怪談作家の黒木さん初の怪談以外の作品。

 

しかもプロレス物!

 

更にプロレス界の都市伝説でもある始末屋の話!

 

メチャクチャ興味あるので読んでみました。

 

主人公は何処の団体にも属さないベテランレスラー。

 

膝に爆弾も抱え、決して強そうには見えない中年レスラーなんですが、実は彼には裏の顔がありました。

 

彼は高額なお金で依頼を受けて、調子に乗っていたり掟を破ったレスラーを試合中に他には分からぬように罰を与えるんです。

 

彼がその仕事を受ける理由は、意識の戻らない親友の治療費を稼ぐ為でした。

 

そんな彼が受けた依頼を、一話完結式で描く連作短編集です。

 

面白かった!

 

始末屋というのは現実に昔からプロレスファンの間では都市伝説のように伝わっていました。

 

私が夢中でプロレスを観ていた40年前位は、藤原組長がそうだと言われてました(笑)

 

以前永瀬隼介さんも(ポリスマン)という作品で、同様のテーマで書いてました。

 

プロレス好きならメチャ楽しめると思います。

 

印象に残った言葉がありました。

 

プロレスは試合ではなく志合だ。

 

という言葉があったんです。

 

総合格闘技が世に出た事で、一時期プロレスは本物ではなく脚本のあるショーだと揶揄された時期がありました。

 

私自身もそんな感じがして、総合格闘技ばかり観てました。

 

でも大人になりまた考え方が代わりました。

 

プロレスは受けの技術。

 

どれだけ相手の技を受ける事が出来るのか?

 

そしてお互いの想い(志)をぶつけ合うものなんです。

 

なので総合とは見方が全然違うんです。

 

久々に胸が熱くなりました。

 

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