皆さんこんばんは。
予報では明日から雨でしたが既に今夜から雨。
梅雨が始まりました。
この湿気がコロナも吹き飛ばしてくれれば良いですけどね。
さて恒例の夜中の本紹介。
「室町無頼 下」 垣根涼介
昨日に続いて下巻の紹介。
棒術の師匠に鍛えられた主人公は、自分でも驚くほどの棒術使いとなりました。
そして主人公は再び蓮田兵衛と会い、いよいよ世の中は幕府側との合戦に動き出します。
このことはつまり主人公を初めに助けた道賢と敵味方に成ると言う事を表します。
不満の溜まった百姓達を先導し主人公達は幕府の郡と熾烈な戦いを繰り返します。
果たして主人公は生き残れるのか?
という物語。
今作も面白かった!
一つだけ残念なのが、下巻は史実の合戦を描くのがメインと成り、主人公の物語が薄れた事。
歴史好きな人ならこのままで良いのかもしれないが、小説としては主人公の姿をもっと描いて欲しかったかな?
(光秀の定理)(信長の原理)と比べると落ちるけど、これはこれで面白かったです。
印象に残った言葉があるので書いておきます。
(人は生きていくためには知らなくてもいいことがある。齧る必要のない果実の味がある(中略)だが、その味を知った以上、今さら知らなかった昔には戻れない。変わった己を受け入れ、生きていかざるを得ない)
丁度本日アンジャッシュ渡部さんの不倫報道でTVは大騒ぎです。
でもこれって誰も幸せにならない。
本人も奥さんも子どもも不倫相手も。
だったら知らないほうが皆幸せじゃない?
と思うけど、そう言うと猛批判をされそう。
知った以上は昔には戻れない。
つまり離婚するか、しなくても同じ様な幸せは二度とない。
どちらにしても辛い。
やはり知らなくていい事は知らないほうが良いんです。
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