穏やかな午後。
観たかった映画を要約観れました。
「鈴木家の嘘」 野尻克己監督
2018年キネマ旬報ベストテン日本映画部門6位入賞作品です。
これで要約2018年のベストテン制覇です。
さてどうでしょうか?
夫婦と兄妹という平均的な家族構成である鈴木家が物語の舞台。
兄はここ数年引きこもり状態で、自分の部屋から全く出てこない生活をしていますが、母親が献身的に世話をしています。
しかしある日母が部屋に入ると兄は首吊り自殺をしていました。
そのショックで母も自殺をしますが、何とか一命をとりとめ昏睡状態に陥ります。
兄の葬儀が終わり丁度49日目に昏睡から目覚めた母は、兄の死を覚えていませんでした。
暫くは兄は生きていると言う事にしようと話し合い、母の弟が海外で働いているので、そこで使って貰っている事にします。
母の状態はドンドン回復する一方、父と娘は兄に対して逃げた責任の重さを日々感じて居る状態。
このまま嘘をつき続けて行くのか?
と言う物語。
兄の死という事実を、家族それぞれが後悔を抱える姿。
そしてその先にある未来を上手く描いた佳作ですね。
日本映画が得意な分野だと思います。
間違いなき良い映画なのは間違いないけど、新しめはないかな?
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