昼でも眠くて仕方ない症候群。
その眠気を吹き飛ばす映画を観ました。
「半世界」 坂本順治監督
SMAP事件(?)から時が流れて、ジャニーズ辞めた三人も新しい世界で活動が順調になってきた感じ。
でも中々メディアには出る機会は少ないのも事実。
TV業界って本と怖いと言うか狭いですね。
でも映画界は別。
それぞれが活躍の場を求めて映画に出演してます。
先ずは稲垣五郎主演のこの映画、そして監督は坂本監督。
さてどうでしょうか?
物語の舞台は何もない地方都市の村。
そこで生まれ育った同級生の中年男三人が登場人物。
一人は実家の中古車販売&ディラーを継いだ独身男。
一人は親父がやっていた炭焼きでの備長炭作りを受け継ぐものの、最近売り上げが減り、息子とも上手く行っていない男。
そこに村を出て自衛隊員になったものの、何かがあり自衛隊を辞め離婚して同級生が戻ってきます。
それぞれが何か鬱積した感情を抱えて生きている状態です。
久方ぶりに出会う同級生の三人は、出会いをキッカケにして残りの人生をどう生きるか見つめなおす物語。
全然期待してなかったけど、物凄く良い映画でした!
監督の脚本も素晴らしいし、稲垣五郎・長谷川博巳&渋川清彦の同級生三人役の演技が素晴らしかった。
そしてそれを支える五郎ちゃんの妻役の池脇千鶴も素晴らしかった!
これぞ日本映画の良さというのがよく出ています。
正直五郎ちゃんの演技も昔は大げさすぎて好きじゃなかったけど、今回は自然で一皮剥けた印象。
同じく長谷川さんも普段はトリッキーな役柄が多くて、今回みたいに抑えた演技も良かったです。
別段大きな事件が起こるわけでもないけど、じわじわ夫々の感情が観る側に伝わり、知らず知らずの内に何時の間にか自分の人生と重ね合わせている。
40歳~60歳位の中年男性が観ると感じるものは色々あると思います。
五郎ちゃん素晴らしかった!
噂にのよると香取慎吾も白石監督の(凪街)で素晴らしい演技をしているそうです。
SMAP辞めて良かった気がします。
そうなるとキムタクが一番心配。
相変わらず同じ様な演技しかしてないから。。。