現代版(細雪)だそうな(「あの家に暮らす四人の女」 三浦しをん) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

私にとっての一週間が終わりました。

 

例年通り花見の週は静かな週末でしたが、初めての方が沢山来て頂き感謝です。

 

さて恒例の夜中の本紹介。

 

「あの家に暮らす四人の女」 三浦しをん

 

三浦作品久々な気がするな~。

 

さてどうでしょうか?

 

物語の舞台は東京の郊外にある歴史ある大きな洋館。
そこには60後半の母と30代後半の娘が二人暮らししています。
娘は刺繍教室を経営してていて、教室の生徒で知り合った同世代のOLがアパートを追われる事になり一緒に住む事に。
そしてこれまた偶然知り合ったストーカーに怯える10歳若い女性も同居する事になり奇妙な女四人の生活が始まります。

元々この家には父親も一緒に住んでいたのですが、余りの放蕩生活に母が怒り離婚した過去があるのですが、娘は小さかった為父親の顔も正確も全く記憶がない状態です。

ある日家の老朽化で水道管が破裂しひと部屋が水浸しになります。
そこで思い切って(あかずの間)と呼ばれる、昔の父と母の寝室を掃除する事になるのですが、そこには奇妙なミイラがあったんです!
もしやこれは行方の分からない父親なのでは?
と勝手に思い込む娘。
果たしてミイラの謎とは?
そして女四人の生活は?
と言う物語。
元々筆力はある人なので、今作も最後まで飽きずに読めますが、何か何時もの三浦節ではない。
読み終わっても、えっ?これで終わりという感じでした。
初期作品や舟を編むの様な狂気のある作品をぜひ!
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