お休みの午後。
観たかった映画を要約鑑賞。
「ビューティフル・デイ」 リン・ラムジー監督
第70回カンヌ国際映画祭脚本賞&男優賞受賞作品です。
監督の前作は6年前の(少年は残酷な弓を射る)以来の作品だそうですが、前作はマイベストテンに入れた位のお気に入りでした。
さて今作はどうでしょうか?
主人公は元軍人にしてPTSDに悩みながら、今や組織から依頼を受けたらどんな仕事でもする暗殺者。
しかも殺すのは銃やナイフを使うのではなく、何時も何処のホームセンターにも売っているハンマーです。
ある日奇妙な依頼を受けます。
TVでも活躍する政治家の娘がさらわれたので救って欲しいとの依頼。
何時もの如く淡々と冷酷に人を殺し娘を救うのですが、そこからが大変。
依頼主の父親である政治化の自殺が報道され、その上警察官達がやってきて再び娘を攫って行ってしまいます。
怒りに燃える主人公は事件のからくりを探り、再び少女を救おうとします。
果たしてその結果は?
多くの人が感じるように過去の名作(タクシードライバー)や(レオン)との類似性は多々感じます。
でもその映画を知らない若者達には斬新に感じるでしょうね。
主役の暗殺者を演じたホアキン・フェニックスの演技は狂気に満ちて凄かった(ザ・マスターの時と同じくらいの素晴らしい演技でした)。
そして年寄りには少し五月蝿かったかもしれないですが、なり続ける音楽が狂気の演出を倍にしておりました(これが今風かな?)
観て損はないと思いますが、中々新しい脚本が出てこないなーという事実も感じた一本でした。
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