ありそうだけど、ちょっと紋切り型かな?(「女優」 春口裕子) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

今夜はお休みでしたが予約頂いたので営業。

 

早閉めして久々に大師匠と飲みに。

 

音楽談義を肴に飲むのは本当に楽しい。

 

明日も予約あるので頑張ります。

 

さて夜中の本紹介。

 

「女優」 春口裕子

 

第二回日本ホラーサスペンス大賞特別賞でデビューした春口さん。

 

デビュー作と三作目&四作目は読んでたのですが、二作目のこの作品は読んでなかったので読みました。

 

主人公は一流大学を出て、有名化粧品会社の花形である広告部で活躍するアラサーの美女。

 

外見には何もかもが上手く行っている感じですが、実情は色々な事が上手く行っていない状態。

 

それでも学生の頃から仲の良い二人の前では見栄を張っている状況。

 

しかしある日会社で部署移動があり、地味な部署に変わることになるんです。

 

この事をきっかけに少しづつ物事が上手く周らなくなります。

 

その上自分が親切心でした事が、新聞の投稿欄を賑わす小さな事件となります。

 

誰かが彼女を陥れようとしています。

 

果たしてその誰かとは?

 

と言う物語です。

 

所謂イヤミスと呼ばれる作品。

 

筆力もある人なんで一気読みできますが、女性の描き方がちょっと紋切り型かな?

 

イヤミスも一工夫必要な時代に入ったと実感した読了感でした。

 

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