叙述系トリック好きには大傑作ではないでしょうか?(「インビジブル・ゲスト」オリオル・パウロ監督) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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穏やかな晩秋の午後。

 

伏線が張り巡らされた上質なミステリーを観ました。

 

「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」 オリオル・パウロ監督

 

前作(ロスト・ボディ)も中々良かったスペインの監督。

 

前作で不評だった部分を改善し、突っ込み所が殆ど無い様な綿密な構築ミステリーを作り上げました。

 

物語の事件は二つに分かれます。

 

先ずは主人公と不倫相手が不倫旅行の帰りの山道で鹿に激突しそうになり避けた事で、青年の乗った車と事故を起こします。

 

自分たちは車が動かなくなっただけで、体は無事だったのですが、青年は死んでしまいます。

 

不倫がばれるのが怖くて青年を車ごと湖に沈めてしまう事にします。

 

その役目は主人公が負い、女性は車で修理を待っていると一台の親切な村人の車が通りがかり修理を家でしてくれる事に。

 

しかしその家の夫婦は二人が殺した青年の両親でした!

 

ここまでは初めの事件。

 

数年後に不倫相手に呼び出された主人公が約束のホテルに行くと女性が死んでいました!

 

警察が突入してきて主人公は女性殺しの容疑者となります。

 

殺した憶えなどない主人公は当然裁判をする事に。

 

紹介された敏腕弁護人が訪ねて来て審理が始まる3時間後までに反証の準備をしなければならないふたりは、事件の再検証を開始する。

 

そこで過去の事件の話から語られる事になります。

 

果たして過去の事件との関係は?

 

そして主人公の未来は?

 

という物語。

 

冒頭でも言いましたが中々良く出来ております。

 

不自然さも少ないし、細かい伏線が全て生きる様になっています。

 

大きなドンデン返しもありますし、ミステリー好きならかなり楽しめると思います。

 

アルバトロス偶にこういう隠れた傑作を見つけてくるから侮れませんね。

 

とは言っても9割以上は駄作ですけどね(笑)

 

メジャー作品じゃないしスペイン映画というマイナーな存在で。私の行くレンタルでも殆ど誰も借りた気配がないけど、こういう作品こそ皆さんに観てもらいたいです。

 

さー準備して店に向かいます。

 

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