猛暑の午後。
チェット・ベイカーの伝記風映画を観ました。
「ブルーに生まれついて」 ロバート・バトロー監督
Jazz界のジェームス・ディーンと呼ばれた白人色男トランペット吹きであるチェット・ベイカー。
彼の反省を描いた物語。
でも伝記ではなく、あくまでもベースにしたフィクションみたいです。
実力もそれ程無いのに、ロックスの良さからデビューして直ぐに人気の出たチェット。
しかしマイルス・デイビスとかは、彼に辛辣な言葉をかけます。
そのプレッシャーから薬と酒に溺れ、ヤクザと揉めて、顎を砕かれ、前歯を全部折られてしまいます。
もう二度とトランペットが吹けない絶望を救うのが、過去に競演した事のある売れない女優。
彼女の献身的な介護と愛で、彼は復活を遂げます。
そして再びマイルスの前で演奏をする機会が訪れます。
果たして彼の未来は?
という内容です。
映画としては想定内の可も無く不可も無くとう印象。
チェット役をしたイーサン・ホークは滅茶苦茶素晴らしい演技でした。
私はJazzha殆どボーカルモノしか聞かないので、詳細は知らなかったんですが、知っている人達に聞くと、かなり美談に描かれて居たそうです。
実際のチェットは、本当に屑だったそうです(笑)。
才能ある人は結構そんな感じの人多かったんでしょうね。
優しい吹き方のチェットのペットの音色を聞いていると、不思議と青に包まれる気がする。
そういう意味ではタイトルは秀逸ですね。
さー準備してお店に向かいます。
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