貫井さん迷走しすぎ(「我が心の底の光」 貫井徳郎) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

私にとっての一週間が終わりました。

 

今年も残す所2週間切りました。

 

早いですね。

 

売り上げは毎度の如く綱渡りですが、読書量だけは今年も優に300超えました。

 

私は一体何になりたいんだろうか?

 

という事で夜中の本紹介。

 

「我が心の底の光」  貫井徳郎

 

初めに言います。

 

ここ最近迷走している貫井さんの最新作ですが、正直これも迷走してました。

 

主人公は両親が離婚した少年。

 

母に引き取られたものの、母はホストに狂い、食べるものも水もエアコンもない部屋で餓死寸前になった過去があります。

 

その状況をたまたま見に来た父親がみつけ、怒りで母親を殺してします。

 

一度に両親を失くし、祖父の家で邪魔者扱いで暮らし、学校でも壮絶な虐めを受けます。

 

そんな少年の14歳・16歳・19歳・25歳・29歳を各章で分けて描いてあります。

 

前半は悲惨な生活が描かれ、後半に行くにつれてドンドン悪に染まってく様が描かれます。

 

しかしその理由がハッキリ描かれません。

 

その部分が最後までミステリー要素として引っ張られるんですが、答が分かって?マーク全開です。

 

感情的には分からないではないんだけど、それをここまで引っ張るか?という疑問は残ります。

 

途中までは昔の貫井作品に通じる感じだったのでワクワクしたけど、やはり未だ迷走中ですね。

 

残念。

 

次作こそ期待しております。

 

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個人的には貫井作品の一番の傑作はこれだと思っております↓