小池文学の新境地(「沈黙のひと」 小池真理子) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

本日も三重からのお客さんが来てくれて心から感謝です。

 

日々全国の皆様に助けられて生きております。

 

そうそうまた全国のお客さんが増えそうな取材が!

 

詳細はまた。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「沈黙の人」 小池真理子

 

吉川英治文学賞受賞作。

 

小池さんクラスになると(宮部みゆきや桐野夏生なども)、もう何とか賞とかいらないんじゃないの?と日々思います。

 

主人公は40過ぎのバツイチ女性。

 

子供の頃両親が離婚し母と二人で育った経歴があります。

 

離れた父親は新しい家庭を築き娘を二人育てあげています。

 

 

何十年も会っていなかった父親がパーキンソン病になり、話すこともままならない状態でケアセンターに入院をする事に。

 

その事を切っ掛けに父親と再び向き合う主人公ですが、ケアの甲斐なく亡くなります。

 

その父親が残したワープロを遺品で持ち帰った主人公は、データに残されていた父親の晩年の恋愛相手とのやり取りが残されていました。

 

日々その日記を読む事で父の本当の心を知る主人公。

 

そして父の恋人に会いに行き、父の死を知らせようと心に決める主人公。

 

果たしてその行方は?

 

と言う内容です。

 

謝ります。

 

これは吉川文学賞に最適な本で、小池さんの新境地ですね。

 

小池さんと言えば恋愛モノの印象ですが、この作品は老年の人生がテーマ。

 

そしてパーキンソン病の父との会話に、(潜水服は蝶の夢をみる/ジャン・ドミニーク・ボービー)の主人公とダブらせているのにも感激。

 

人は幾つになっても誰かを愛するもの。

 

結婚していようが、どんな状況であろうが、それはとめられない事。

 

そういう状況になれる事は、それが成就しようがしよまいが、素晴らしい事。

 

自分がそういう年齢になってきてそう思いますね。

 

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作中に出てきた(潜水服は蝶の夢をみる)の映画化作品。メチャおすすめです↓