地味だけど綿密に構築された社会派ミステリー(「オリーブ」 吉永南央) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

愛知県豊橋市宮下町14にて日本酒専門店をOPENして25年になります。初めて日本酒飲む方から、かなりのマニアまで。お一人様から30人まで総て受け止めます。宴会・飲み会も大歓迎です!                            電話(0532-64-3231)


オリーブ 吉永南央


皆さんこんばんは。


私のとっての一週間が終りました。


言いたくないけど、いや本とは言っちゃいかんのだけど、今週は撃沈。


というか六月は目も当てられない。


毎年良くないんだけど、今年は特に酷いな~。


都会じゃ日本酒凄いのにね、やっぱ田舎じゃ理解されないのかな?


17年やってこんな事言ってる様じゃ自分の責任ですけどね。


まー詰る所やれる所まで頑張るしかないんですけどね!


恒例の夜中の本紹介。


「オリーブ」 吉永南央


初読の作者さん。


古本屋でも名前は良く見かけるけど、ライト系のイメージがあって今まで手を出さなかった作家さん。


でもこのミスの中で誰かが、この作品は今までと違い大人向けで素晴らしいとあったので読みました。


はい、正しくその通り大人の社会派ミステリーでした。


5編からなる短編集ですが、どの物語も喪失がテーマな感じ。


妻が消えた夫・夫を過労死で無くした妻・婚約者を妹の病気のせいでなくす女などなど。


どの話も現実世界にありそうでなさそうなネタで、一見悲劇の様で、何処か未来への希望がある物語。


結果読んでよかったと思える佳作。


今後も吉永さんの大人向けの作品はチェックしておきます。


クリックしたらアマゾンに飛びます↓



過去の本・映画・音楽のブログはこちら↓

http://backalley.way-nifty.com/sake/