165分と言う恐ろしく長い映画を観終わりました。
「ジャンゴ 繋がれざる者」 クエンティン・タランティーノ監督
先ず内容の前に驚く事。
これだけの話題作がツタヤだけレンタルという事実。
結構各方面で問題になっているみたいですが、どうなんでしょうか?
隠れた良質なB級映画を探してDVD化してくれるという試みは大歓迎ですが、ここまでくると独禁では?
今後のレンタル界に、変な影響が出なければいいのですが。。。
さて言わずと知れたタランティーノ監督の超話題作。
カンヌ&アカデミィーでもわだいになってたので、名前位は耳にした人も居ると思います。
奴隷として働かされていた黒人ジャンゴが主人公。
ひょんな事で知り合ったドイツ人賞金稼ぎの男のお陰で、自分も賞金稼ぎを手伝う事になります。
そして連れ去られた自分の妻を奪還する為に、農園の大富豪の元に向かいます。
二人はシナリオを書き、何とか上手い具合に妻を奪還しようとするのですが、計画がばれます。
果たして二人の行方は?
と言う感じの内容です。
まータイトルからも分かるように西部劇で復讐モノ。
物語自体にそれ程特出すべき点はありません。
ただ主人公が黒人と言う、昔の西部劇ならありえない設定。
何はともあれ今回一番感じた事は、役者たちが皆素晴らしい!
何時までもアイドル臭さが抜けなかった、デカプリオも良い味だしてる!
そしてサミュエル・L・ジャクソンの怪演は、(ブラック・スネーク・モーン)以来の感激です。
なので165分と言う長さでも、全く退屈せずに観る事が出来ました。
そして何時もの如く音楽も最高!
昔の音楽から、現代のHipHopまで取り入れ、本と沢山の音楽を聞いてる事が良く分かります。
流石タランティーノ!
と手放しで喜びたい所ですが、実際はそうではない。
何か観終わって悲しくなったんです。
確かに映画として良く出来ているし、恐らく監督として円熟期に入っているんでしょうが、何かしっくりこない。
ありきたりな言葉(らしさ)でまとめるのも何ですが、もう一つここ数作品(らしさ)が感じられない。
昔は俳優よりタランティーノの脚本や監督の力量が目に付いたんですが、今や俳優の力演に監督が引っ張られている感じ。
あくまでも超個人的意見ですが、何か寂しい。。。。
次作は(らしさ)を希望です!
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