続けて音楽ミステリー(「メディアスターは最後に笑う」 水原秀策) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。


恒例の夜中の本紹介です。


「メディアスターは最後に笑う」 水原秀策


第三回このミステリーがすごい大賞を「サウスポーキラー」で受賞しデビューした方。


勿論デビュー作も呼んでます。


野球ミステリーでした。


この人はスポーツ系のミステリーで推す人だと勝手に思っていたら違いました。


第二作は囲碁、そして今作はピアノ弾きの話。


先日丁度@シューマンの指」を紹介したばかりなので、偶然続けて音楽(ピアノ)ミステリーです。


主人公は元・天才と呼ばれたピアニスト。


その彼が復帰を目指して造った練習場で、一人の少女が殺されているのが発見されました。


彼女も若くして才能のあるピアニストと呼ばれ、主人公もピアノを教えた事がある少女。


世間は彼女の才能を羨んで、はたまた痴情のもつれで、主人公が殺したと決め付け大騒ぎ。


警察も状況証拠から、ほぼ犯人と決めつけ主人公を追い詰めます。


当然彼は犯人ではなく、真犯人を見つけるために一人のマスコミの女性が真相解明に動きます。


果たして真犯人は?


そして驚くべき秘密とは?


と言う内容。


先ず一つ苦言。


さほど長くない長さの小説を文庫化の際にワザワザ上下巻に分けた事に大憤慨。


完全儲け主義ですね(その外のこのミス作品も上下巻が多い)。


それからスタートして読んだので、逆に内容的にはソコソコでも好印象。


デビュー作と同じく、読みやすく万人向け(TVドラマ向け)の作風の作者だと実感。


野球からピアノに代わっても、読量感は全く同じでした。


面白いし読みやすいので、普段本を読まない人にもオススメな作品です。


だからこそ!上下巻に分けた事が悔やまれてしょうがない。


このミスはミステリー好きを増やす役割を持つ雑誌。


そこのシリーズがこんな事をやっていては、読書好きが増えません。


そこが本当に残念です。


作者の内容とは関係ないところでケチがついてしまいました。


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