このところ職場や人混みなどで独特の異臭とシェディングの影響がさらに強まっているようです。

うちにも県内外からシェディングの被害に遭われている方からの問い合わせがあり、検証の結果、有効と思われる対策を私なりにまとめてみましたので、お知らせしたいと思います。

シェディング対策の基本は曝露の回避と解毒で、化学物質過敏症の方の対策や治療法が参考になります。

 

 

 

1.曝露の軽減に有効なのは、活性炭マスクと首掛け式空気清浄機(カルテック社 MY AIR)で、デスクワークで移動の少ない方はさらに卓上に吸湿木炭(または竹炭)を置くと良いです。

ワクチン接種者を診察していると、シェディングの影響で酷い眠気に襲われ、診療にも支障をきたす程なのですが、活性炭マスクにカルテックの光触媒空気清浄機MY AIRを首から掛けていると、眠気が大幅に改善されます。

 

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2.解毒は酸化グラフェンの無毒化と重金属の排出です。オートファジーを促す控えめの食事(出来れば朝食抜きの半日断食)と竹炭の摂取を基本に、抗酸化サプリとしてN-アセチルシステイン(NAC)1500㎎/日+亜鉛10~50㎎/日を。

 

NACの効果を期待するには1500㎎以上必要で、全量を1日1回服用(朝と晩に分けない)。亜鉛は夜の方が吸収が良いです。

 

酸化グラフェンの分解にはグルタチオン注射液1000㎎以上が最も即効性がありますが、内服のグルタチオンは吸収利用率が悪く、内服サプリではグルタチオン前駆物質のN-アセチルシステイン(NAC)を摂取した方が血中グルタチオン濃度が上がります。

 

経口での吸収利用率を高めたリポソーマルグルタチオン(グルタチオンの剤型をリポソーム化したもの)は注射液に次いで即効性があるようですが、やはり効かせるには通常の数倍量の服用が必要なのと、非常に高価なのがネックです。

 

ビタミンC(アスコルビン酸)1000~2000㎎/日の併用もお勧めですが、ビタミンCは摂取量1000㎎/日を超えると消化管からの吸収率が下がり、下痢などを起こすことがありますので、人により量の調整が必要です。

(竹炭も量が多いと下痢しますので各自で適量に調整)。

 

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3.以上の対策でもだるさ、吐き気、動悸、胸部痛などでお困りの場合は、タウリン2000~3000㎎配合の栄養ドリンクが有効です。

 

但し栄養ドリンクは無水カフェイン50㎎が配合されており常飲するのは問題がありますので、非常時の屯用が望ましいでしょう。

 

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4.化学物質過敏症への処方であるタウリン散98% 2000~3000mg/日+アスコルビン酸原末(またはシナール配合顆粒)400~600㎎/日がシェディング対策にも有効です。

 

保険が効かず自費診療扱いになりますが、タウリンドリンク屯用の替わりに、処方薬のタウリン散またはタウリン散+シナール配合顆粒を毎日服用されている方もおられます。

 

また5G波を避けるために、スマホの設定は4Gにしています。

 

仕事などで無理をし過ぎないことも大事です。

 

健康を第一に休めるときは休み、眠いときは眠ることですね。

 

医院ホームページの投稿記事より

(神戸市、東田外科胃腸科 http://hgekaichou.com/