前回までのあらすじ
 若い女性に憑依してやってきた信(ノブ)ちゃん。疑っていたが、建勲神社に引き寄せられ行ってみると、信ちゃんは織田信長であった。神人さんは信長の依頼を受けることになる。
 そして、岐阜県の山奥にある小さな神社。たくさんの靈的な存在の抵抗を受けるが、信長の命じるまま仕方なく鳥居を潜り石段を登る。


 信長の靈が背中から「行け!」「いいから行け!」という。「帰れ~!」「帰らねば斬るぞぉ~」と物凄い数に膨れ上がった武士の靈。
 顔の直ぐ横、至近から威嚇してくる。けたたましい声がギンギンに鳴り響き、頭がグルグル回る。
 石段を登りきり境内に。殺気を放つ武士の靈存在たちは「貴様ぁ~、ただでは済まさんぞぉ!」、信長は背中で「行け!」。

 社(やしろ)まで到達。
 社の段の前、さらに「登れ!」と信長。「貴様ぁ」「貴様ぁ」「貴様ぁ」。「あぁ、もうダメだ死ぬぅ」。
 靈存在に斬られると、体は傷つかないが魂が斬られボロボロになり、遺体は原因不明の変死体になる。そんなことを考えながら、一歩一歩進む。
 登りきって社の平らな処(縁)まできた。とんでもない数の靈存在が、神人さんの周りを怒りながら、様々な言葉を放ちながら、ぐるぐる回っている。
 
 すると、信長の靈が身体に入ってきた。憑依したのだ。身体を乗っ取られた。

 信長は、片脚を大きく振り上げ「バンっ!」と床を鳴らす音と同時に叫んだ。
うぉ~!
 そして神人さんの体は”舞”を舞い始めた。その舞は力強く、武道的でゆっくり大きな動き。男が惚れてまう魅力的な舞。

 すると、「あっ、信長様じゃ~」「信長様じゃ」「信長様じゃ」「ははぁ~」「ははぁ~」「ははぁ~」と沢山の靈存在達がひれ伏し始めた。
 どうやら武将の舞の型は、それぞれ持っていたらしく、舞を見れば(当時は)一門誰でも、それが誰かがわかった。
「信長様じゃ~」「信長様が、お戻りになった」「戻ってこられたぞ~」「おぉ~~~」

 舞は暫く続き、終わると信長は「大儀であった。礼を申す。良き様に計らってやるぞ」と言い、その靈の武者集団と共に、ふ~っと物凄いスピードで空に舞い上がっていった。静寂になった。誰も居なくなった。(成仏した)

 私の私見ですが、信長を待ち続け亡くなって配下の未浄化靈を成仏させるために、信長は神人さんの体が必要だったのだな、と思います。

 ”良き様に計らってやるぞ”と信長は言葉を残した。
 その後、神人さんは岐阜県縛りが解け、今度は静岡や東京・栃木の仕事が増え始めた。そう、徳川家の縁の土地での仕事が増え始めたのでした。


 そのお蔭で、今、神人さんの講演会に東京や宇都宮で参加できるわけです。^^


 文字にするってムズいですね。話はとっても楽しかったのですよ。
 でも、信長の魂を浄化したのが、現代の神人さんっていうのが、凄いなぁ、、、そこが伝わればよしとします。

 勿論、このあと話は、徳川家康の話になっていくのですが、結論だけ。
「徳川家康の御魂は日光東照宮におります。これを世に伝えてください」と神人さんにお願いされてきたそうです。
 

ではでは・・・