プロとアマチュア。 | 南の島から来た男アゲイン

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生きてるって、素晴らしい。

目黒区内の遊歩道なんだけど、俺はこの道が大好きでたまに遠回りして歩いて帰ったりするんだよね。昼でも街路樹で日光が遮られて薄暗くて、考え事なんかしながら歩くのにちょうどいいのよ。今の季節だとコート羽織って空でも見ながらね、気持ちよし。

毎度のことながら何か調べたりした訳でもなく、特に今日の話は昨日見た動画から勝手に推測した部分が大きいので何か間違っていたり勘違いが含まれてるかもしれませんということを最初に断っておきます。

昨日仕事の合間に何がどうなったのかよくわからないけど、刺青した人たちが殴り合ってる動画を見つけて、なんだ?これ?と思って見てたのね。どうやらライブ中継ということで、二人の刺青どうしがグローブは付けてたけど指は出てるやつで、ということは限りなく素手に近い感じで、膝蹴りもオッケーみたいだけど抱きついたりするのはダメ?なのかな、一応レフリーがいて引き離したりしてたから、しかし敵も味方も全身刺青ってすごいなと思ってしばらく観てたのよ。そのうちなんとなくわかってきたのは、ブレイキングダウンという格闘技のようで、事前に何やら因縁のある相手とのカードが決まってるらしく、その因縁を巡って素人さんも含めて参加できるようなこと(?)みたいだったのよ。いや面白い企画だなと、俺がもし不良少年でケンカに明け暮れるような素人だったら参加したかっただろうなと、だって俺が観てた時点で数十万人が同時接続で観戦してたからね、これで印象的な勝ち方でもしたら一気に全国区でしょ、そりゃ出たくもなるよね。で、気になったからその後このブレイキングダウンっていう格闘技の動画をいくつか、もちろん全部は観てないけど観てみたら、これがまたよくできた企画で面白かったよ。ここまで間違ってないかな?俺の認識としてはそんな感じで、普段格闘技なんか見ないし興味もない俺でも面白いと思うくらい、これ参加する人も素人オッケーだけど観る人も素人オッケーのわかりやすい企画だね。

で、ここからは俺の体験談になるけど、俺は水泳の、もっと言えば競技水泳のコーチをやっていたのよ。当然のことながら自分が泳ぐのも普通に速かったし、当たり前だよね。そんな若かりし頃に、水泳のマスターズ競技っていうのが発足したのね。これは事前にタイムを申請して同じくらいの速さの人とレースが組まれて、遅い人から速い人まで誰でも参加できる大会だったから、しかも年齢別に日本記録なんかもあって、お年を召した方であってもそれなりに練習積めば日本記録を狙えるから、全国のスイミングクラブで大人のコースの目標が健康維持からマスターズ大会出場して自己ベストを出すことに変わっていったんだよね。目標が健康維持っていうなんとなくぼんやりしたものから自己ベスト記録っていう具体的な数字に変わると、これ不思議なものでやる気が出るというかモチベーション上がるんだよな、みんな一生懸命に練習したもんです。もちろん俺も仕事の合間に自分の練習入れて何度も出場したよ。でね、最初の頃は俺くらいのレベルでもそこそこ入賞できたんだけど、大会が盛り上がってくると、俺も入れてくれと(笑)、元五輪代表選手やら元日本記録保持者やらがわんさか出場するようになって、そうなってくると俺なんかだと入賞の機会が減るどころかまったく出番なし(笑)的な、そりゃそうでしょ相手は世界を相手に戦ってきた選手ですから、俺なんかが相手になる訳ないんだよね。まぁそれでも20代の頃は毎年いくつかのレースに出て泳いだもんです。

そう、昨日の格闘技を観てて水泳のマスターズを思い出したのよ。あんな刺青入れた人たちが盛り上がってたら、俺も仲間に入れてくれと、元格闘家とかって人たちが参戦してくるんじゃないのかな?どうなんだろう。その場合水泳と同じように刺青入れて街でいきがってた人たちでは相手にならないんじゃないか?と、相手はプロですから。そうなった場合この企画はどうなってしまうんだろうって(笑)、いや初めて観たもんで俺の邪推かもしれないけど心配になりました。プロはプロの土俵でね、お願いしますと、素人とは所詮モノが違いますからと、そういう住み分けができたら面白い企画が続くんじゃないかと、勝手に想像しました。

しかし刺青どうし(しつこいか?)が拳で殴り合ってる絵がね、これ地上波は完全にアウトでしょ、いや面白かったな。刺青した不健康な人が健康的なスポーツウエア着てるっていう(笑)違和感も含めてなかなか見ごたえありました。