渋谷は思い出いっぱい。 | 南の島から来た男アゲイン

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生きてるって、素晴らしい。

先日渋谷にもよく行く居酒屋さんがあるってことをこの日記に書いたんだけど、そのほかにもよく寄らせてもらうお店があって、今日の昼は喜楽さんという渋谷ではそれなりに有名なラーメン屋さんで昼ご飯だったのよ。俺はここのもやし麺が大好きで、学生時代にこの近くのカフェバーでアルバイトしてた頃からだからもう39年になるのかな?ずっとコンスタントに通っててね、仮に月イチでいただいてたとしたら年間52杯、39年で2028杯のラーメンをここでいただいてるってことだからね、もう俺の体の一部は完全にここのラーメンでできてる感じだよね。

この喜楽さんのある通りは百軒店だったかな、そういう名前が付いてるんだけど、俺がバイトしてたのはそのもう一段下の通りで道玄坂小路っていう通りでね、建物は今もあるけどお店は俺がバイトしてるうちに閉店となってしまったけどね、まぁ俺たちアルバイトにも多少の責任があると、大人となった今では思えるんだけど当時はまったく感じてなくて、今思うと店長さんに悪いことしたなと思います。何がどうしたかということを書き始めたら長くなっちゃうから割愛するけど、要は言うこと聞かずに好き勝手なことばかりしてたということに尽きるのかな(笑)。ホント申し訳なかった。俺のほかにも同じ大学のメンバーが数名、もちろん仲良し仲間が一緒に働いていたので、マスターが何言っても仲間どうしだからこっちの方が力関係みたいなのが上で、イヤだったら辞めればいいくらいに思ってるから、マスターとしては辞められたら困るからね、今となってはそういうのよくないと思えるけど当時は楽しくて仕方なかったのよ。だってシフトとか俺らの好きなようにできちゃうんだよ、急に女の子と約束なんかできちゃったら勝手にバイト休んだり、ぜんぜん悪いことと思ってなかったもんな。いやほかのバイトではそんなことしてなかったしできなかったけど、ここの場合だけに関してはってことね、適当にやってたもんな。一応チーフと呼ばれてる料理人はいたんだけど、またこの人が俺たちアルバイト以上に適当な方で、勝手に休んでパチンコとか行っちゃうのね。その間は俺たちが調理してお客さんに出すことになり、当然のことながらみんな見様見真似だから(笑)、同じものオーダーしても作る人によって味が違うみたいなことがよくあってね、まぁまぁそういうこともあるじゃんみたいな。悪かったとは思ってるけど店長も普段はいないのよ、だからチーフがサボってることも知らないし俺たちが適当に遊びながらやってるってことも知らず、夜の締めだけに来る感じだったから、まぁよい時代でした。ちょうどMTVが流行り出した頃で、大きな画面のモニターにMTVを大音量で流して、カウンターにはバブル前夜だから羽振りのよさそうなカップルなんかがトロピカルドリンクなんか飲んでたり、テーブル席では学生サークルがウイスキーをボトルで開けてワイワイ楽しそうにお揃いのジャンパー着てね、楽しかったね。そういうの見ながら女の子どうしのお客さんに多少のサービスして仕事終わったらディスコ行かない?なんて誘ってみたり。そうそう今だったら完全にアウトだけど当時俺は車で通ってて、信じられないかもしれないけど渋谷の消防署の上の通りに路駐してたんだよね。昼に車停めて仕事して帰りにお酒飲んで夜中に車で帰るっていう、いやいや今考えたらヒヤヒヤもんですわ。そういう時代だったということでしょう。喜楽さんのラーメンは相変わらず美味しくて、変わらない味に毎度癒されながらそんな昔のことを思い出してしまうね。

アルバイトしてたトライアングル・スクエアというカフェバーの店内で。85年くらい?と思うけど(笑)。