大晦日。 | 南の島から来た男アゲイン

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生きてるって、素晴らしい。

何度も書くけどホント時間の早さにはびっくりしてしまうね、今日で令和2年は終了、明日から年が改まって令和3年ということになります。つい先日って言ったらさすがに言いすぎだけど、ちょっと前にお正月だったような感じするもんな。今年も一年前と同じく大晦日まで会社であれこれとやることがあり、そしてまた明日から出社です(笑)。どうなんだろ?こういうのってあんまりよいことではないよね。

ということで、俺はよく人にも言うんだけど、こうやって何かが終わって何かが始まるとかっていう節目は、昨日までの自分を振り返って明日からの自分の目標を決めたりするのにちょうどいいから絶対そういうことに時間を使うべきと思うのよ。昨日はこの日記に今年はいろんなことで混乱した一年ではなかったかと思うから、来年はそういうことが収束してまとまりのある動きができるようになったらいいなということを書いたよ。ただそれって世の中全体のことだから俺一人の力ではどうすることもできず、結果ただ願うということになっちゃうよね。なので今日は一年の最後の日に、自分自身にとって今年はどんな年だったのかということを振り返っておこうと思います。

俺は会社の代表を務めているんだけど、会社の規模が売上で言ったら数千万円とか一億円以下だった頃まではどちらかというと割と他人といろんな価値観を共有しあって協力して何かするっていう機会が多かったのね。そういうことが今でも好きだし、タイプ的に一人で何かやるっていうのは苦手ではないけど好きではないみたいな、まぁ仕事の内容も現場が多かったっていうこともあったし、多くの方々とコラボして新しい価値を生産するって作業が天職と思ってたしね、楽しかったのよ。それが会社の規模が大きくなるにつれて、現場の仕事をほかの人にお任せして会社本体の仕事をせざるを得なくなり、その頃から他人と共有することが少なくなって逆に孤独という、俺の悩みを誰かに言ったところで誰にもわからないとか、解決しないどころか聞いた方には何言ってるのかすら理解できなくなってきちゃったのよ。例えば会社で二か月後くらいの資金繰りが厳しいなと思っても、そんなこと言われたら社員だって不安になるだろうし、そこなんとかするのが俺の役目だからね、誰にも言えなくなっちゃうよね。当初は他社さんとのお付き合いでも誰か社員連れていったりしてたけど、結局そのうちの社員がいるというだけでできない話があったりして、ここ数年は自分一人で行って何か決めなくてはならないことがあれば一人で決めて、その決定事項を会社に持ち帰るみたいな、その方が圧倒的に早いし余計な気を遣うこともないんだよね。5年前くらいまではよく社内での飲み会にも参加してたし残って仕事してる社員を誘って飲みに行ったりしたけど、もうそういうこともないもんね。プライベートではかつての教え子や友人たちとご飯だったり飲みだったりっていうのあるけど、そっちはそっちで微妙に立ち位置が変わるというか、これ偉そうに聞こえるかもしれないから誤解してほしくないんだけど、要するに周囲の人たちのお立場や環境があまり変化していないにも関わらず俺だけがものすごく変化してしまったので、変化した俺の立場を理解できなくなってしまったということになるのではないかと思うのね。これ家族も含めてっていうのが結構重要で、ここ数年家でも仕事の話は一切しなくなったよ、言ってもわからないし他人事みたいな感じになっちゃうからね。で、そういう感じだったのが今年はさらにウイルスによって俺の孤独感は加速しました(笑)。今までにも増して他人とは違うというか、これマスク一つとってもそうでしょ、家でもマスクしろって人といやちょっとくらいならいいんじゃないのって人は永遠に分かり合えないもんね。外出だって外食だって旅行だって、何から何まで自分と他人との違いみたいなものを突き付けられたこの一年だったなと改めて思います。余談ですが、だから俺は一人でも読んでくださる方がいる限りこの日記を書き続けるのです。それはいいとして、そういう状況だからね、来年はやっぱり社会という群れを形成しながら進化してきた人間として、できる限り他人との相互理解を深めて暮らすというか仕事していきたいなと、今はそう思っています。やっぱり人は一人では生きていけません、周囲からの支えあっての自分ですから、そこを可能な限り自分からの発信も含めてね、努力したいと思います。

大した内容でもないこの日記に一年間お付き合いくださいましてありがとうございました。みなさまにとって来年がよい年になることを願いつつ、引き続きよろしくお願いいたします。よい年をお迎えください。