平常心是道
「過去」や「未来」について考えるな。「平常」とはまさに「今」のありのままの状態のことだ。
こだわりのない心で現在の状態を受け入れ、揺らぐことなく、ただ「今」為すべきことを熱心に取り組め。
そこに無上の充実した生がある。
<試験前の過ごし方> 頭が疲れないように、勉強はほどほどに
■勉強
・今までの学習の総復習。気になったことは直前に見直す手帳に書いておく。
・試験当日に持っていくものを準備(ファイル1~2冊に集約)
・試験中にやるべきこと、やってはいけないことを手帳に書き出しておく
・知識の最終確認+考える勉強(問題演習)も入れる
■持物の準備 □受験票 □筆記用具 □時計(卓上で見やすいもの)
□ティッシュ □ハンカチ・タオル □現金(多めに)
□直前に見直す資料 □昼食
(必要に応じて)
□座布団 □耳栓 □スリッパ □栄養ドリンク
■体調、メンタル管理
・脳の疲労を防ぐ …トマト、ニンジン、リンゴ等の入ったジュース
甘いものは摂った直後だけはよいが、反動が来るので注意!
・気分の落ち込みや興奮、疲労に最も良く効くのが深呼吸、坐禅
背筋を伸ばして座り深呼吸を3回。
肩の力を抜き、自己を放り投げて、思考を手放し、「いま」に意識を向ける。1分だけでもOK。
・前日は適度な運動(ウォーキング等)をする
・前日は蒲団に入ったら「眠らなければ」と思わない。
1日ぐらい眠らなくても受かる人は受かる!
<試験当日> おおらかな心で。「いま」を味わう
試験前
・ 試験会場には30分前をめどに到着
・ イライラせず、大らかな心で。人生のイベントを楽しむつもりで
・ 「自分は恵まれている」。周囲への感謝の気持ちが穏やかな気持ちをもたらし、ツキを呼び込む
・ 周りの雰囲気に呑まれない。「自分は自分」。雑念が沸いたら目を閉じ深呼吸。
・ 気分を落ち着かせる意味で、愛用してきた資料等をざっと見直す。
・ 脳を活性化させるため、簡単な知能の問題を解くのも良い。
・ 出題された問題について休み時間に友達と話さない。耳栓をする。
試験中
・ぱっと見て解きやすそうな問題から解いて調子を上げる。
・リズムに乗って解く。難問は深入りせずに捨てる。
・ 過ぎた問題(過去)や合否(未来)を考えず、目の前の1問(いま)に淡々と集中。
・ 集中力が失せてパニックになったら、30秒目を閉じて深呼吸。
・選択に迷ったら、思い出そうとしない。自分の頭を信じる。
・どんなにうまく行かなくても、絶対にあきらめない!最後までやりきる。
試験後 ・試験の反省点を書き出し、翌日までゆっくり休む。
・ 翌日のガイダンスに必ず出席する。
・公式正答が発表されたら自己採点を行う。→点数がとれていたら面接対策をいち早くスタート!
・点数が悪いor微妙だったら、個別相談する。
さいごに…
「だめだったらどうしよう」等、マイナス思考が生じたら、その気持ちを認め、手放す。
無理に気持ちを否定しない。それをもとに次々と思考を展開しない。
過去や未来に意識が飛んだら、「いま」「ここ」に引き戻し、思考を手放す。
人と比べても無意味。自分は自分の人生しか生きられない。
執着を捨て、運命を受け入れる。平常心是道。
ここまで継続できたあなたは大丈夫!
安心して堂々と行ってらっしゃい。
ご健闘をお祈りします。
五十嵐淳