【第7話】やるせない思い・・、店を作れるのか。 | 酒と涙のジャズハウス実現物語

酒と涙のジャズハウス実現物語

大学時代、ジャズピアノに挫折。社会人になって、再度チャレンジし、

恥をかきつつ実践を積むこと2年。なんとかあやしげなアドリブができるように。

次なる目的は、私のような超初心者が気軽に演奏できる敷居の低い

セッションカフェを作ること。そんな夢の記録です。

<前回のあらすじ>ジャズの店を作ろうと、狙った物件が大家の都合でダメに。二件目の物件も、不本意な形で断念することになった。






二件目の物件で、融資を申し込んでいたけれど、それも流れてしまったため、かなりへこんでいました。新たな物件を探していたものの、なかなか思うような物件は現れません。




ま、過去の物件をいろいろみた結果、地下物件の方が、防音にお金をかけなくていいと学習したのが収穫でした。




それから、地下物件も2件ほどあったのですが、どちらも外人の風俗の店が入っていたというもの。なんか、室内をみてみると、人の気が残留思念として残っているような淀んだ雰囲気の場所でした。






しかも、狭く天井が低いのです。






人があまり入れないスペースでも楽器が演奏できればいいかと思ったのですが、それではスタジオと変わりません。




居心地のいい空間で演奏を楽しんでもらうという原点に返らなければと思いなおしました。




自分だったら、自宅の居間のようなくつろげる空間で、仲間呼んで酒飲みながら演奏する時間をあれば幸せです。




そんな店を作りたいと思ったのに、物件をみたり、事業としての計画をたてたりしていくうちに、これでは「採算が取れない」、「店が継続できない」などとそろばんはじいてしまう自分がいました。




そう、何が苦しいかって、お金をかけないといい立地を確保できないけど、それで人は来てくれるのか、来てくれなければ資金がそこをつき・・・「閉店」。嫌な想像が頭をめぐります。






商売と理想の狭間で、経験のない私はとても不安になってしまうのでした。