事業計画書を書きあげ、契約書を出すために意気揚々と不動産屋さんに向かった私。
そのとき、突然、携帯電話がなりました。
まさにその不動産の人からです。その声はどことなく沈んでいる。
ん!?
「実は、ご案内した物件のことなんですが…。先に契約が入ってしまいました。」
な、なんと!! ガーン!!!!!
何でも、ハーブカフェを開きたいという若い女性が申し込んだといいます。
もともとは、ここの不動産が扱っている物件でなく、大元の不動産がいてそちらに申し込みが入ったそうな。
「もう、可能性はないのですか?」
「こればかりはどうしようもありません…。」
一足遅かった・・・
「ほんとに、ほんとにダメですか?」
「残念ながら・・・」
一晩かけて気球のように大きく膨らんだ私の夢は、シューという音をたてて瞬く間にしぼんでしまった・・。
その晩は、酒を飲んで荒れたことはいうまでもありません。
ふと、リーデイングをしてくれる知人を思い出しました。
宗教的なことは信じてないけど、心の奥で江原さんをひそかに尊敬している私。
エンジェルカードのお告げにもすがりつきたい気持ちで、メッセージを送ったところ、彼女から返事がきました。なんと、大天使ミカエルさんにお願いしなさいとのこと。
彼女のメッセージによると、彼女自身も住みたかった物件に予約が入ってダメになったとき、ミカエルさんにお願いしたところ、急に物件がキャンセルになって住めるようになったとか。
ダメだったらそれは、縁がなかったのだと諦めなさいとあります。
さらに、ポイントとしてお願いするときには、相手の幸せを願うこととありました。
そうなんだ・・・一抹の希望を抱き、大天使ミカエルさんにお願いすることにしました。
相手の人にもっとハーブの店にむく物件がでてきて
皆がハッピーになりますように・・・と。
その数日後、また不動産から連絡がありました。
「あの物件が、キャンセルになって空きができましたので
申し込めますよ。」
本当にミカエルさんは、叶えてくれたんだ…。
私は、受話器をもって呆然と立ち尽くしてしまいました。