【第2話】神だのみ~祈りは天に届いたか?? | 酒と涙のジャズハウス実現物語

酒と涙のジャズハウス実現物語

大学時代、ジャズピアノに挫折。社会人になって、再度チャレンジし、

恥をかきつつ実践を積むこと2年。なんとかあやしげなアドリブができるように。

次なる目的は、私のような超初心者が気軽に演奏できる敷居の低い

セッションカフェを作ること。そんな夢の記録です。

事業計画書を書きあげ、契約書を出すために意気揚々と不動産屋さんに向かった私。

そのとき、突然、携帯電話がなりました。


まさにその不動産の人からです。その声はどことなく沈んでいる。

  

ん!?


「実は、ご案内した物件のことなんですが…。先に契約が入ってしまいました。」


な、なんと!! ガーン!!!!!


何でも、ハーブカフェを開きたいという若い女性が申し込んだといいます。


もともとは、ここの不動産が扱っている物件でなく、大元の不動産がいてそちらに申し込みが入ったそうな。

「もう、可能性はないのですか?」


「こればかりはどうしようもありません…。」


一足遅かった・・・


「ほんとに、ほんとにダメですか?」

「残念ながら・・・」


一晩かけて気球のように大きく膨らんだ私の夢は、シューという音をたてて瞬く間にしぼんでしまった・・。



その晩は、酒を飲んで荒れたことはいうまでもありません。


ふと、リーデイングをしてくれる知人を思い出しました。


宗教的なことは信じてないけど、心の奥で江原さんをひそかに尊敬している私。
 

エンジェルカードのお告げにもすがりつきたい気持ちで、メッセージを送ったところ、彼女から返事がきました。なんと、大天使ミカエルさんにお願いしなさいとのこと。

彼女のメッセージによると、彼女自身も住みたかった物件に予約が入ってダメになったとき、ミカエルさんにお願いしたところ、急に物件がキャンセルになって住めるようになったとか。


ダメだったらそれは、縁がなかったのだと諦めなさいとあります。

さらに、ポイントとしてお願いするときには、相手の幸せを願うこととありました。


そうなんだ・・・一抹の希望を抱き、大天使ミカエルさんにお願いすることにしました。

相手の人にもっとハーブの店にむく物件がでてきて
皆がハッピーになりますように・・・と。


その数日後、また不動産から連絡がありました。


「あの物件が、キャンセルになって空きができましたので
申し込めますよ。」



本当にミカエルさんは、叶えてくれたんだ…。

私は、受話器をもって呆然と立ち尽くしてしまいました。