ジュエルコンシェルジュとして、テレビ通販などで色々な宝石をご案内していますが
当然、美しい美術品にはとても興味があります
徳島県鳴門市にある 『大塚国際美術館』
昨年の紅白歌合戦で、米津玄師さんが生中継で出演された場所でも有名ですが
以前から気になっていて、訪れたかった美術館のひとつ。
この美術館は、あの有名な大塚製薬グループが開設、運営の
世界初で唯一の「陶板名画美術館」
陶器の板に図柄を焼付けたもので、サイズや色彩、表面の質感から筆遣いまで見事に再現!
古代壁画から西洋名画まで1000点余りが日本に居ながらにして鑑賞できるのです
最初に驚かされたのがこれ!
<ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂天井画>
実際に行った事は無いけど、複製とは思えないスケールと迫力!
<最後の審判>
ここでは「環境展示」と呼ばれていますが、
現地の空間をそのまま再現したような臨場感がすごい
<フランス 聖マルタン聖堂壁画>
この表情…以前にスペインのキリスト画の修復失敗で話題になったアレに似ているような
全館 ストロボ無しでの撮影OK、近くで触れることも可能。
陶板絵画なので、2000年以上も変色、腐食の心配が無いとか
<イタリア スクロヴェーニ礼拝堂>
しばらく時間を忘れて天井を眺めてしまいました、ゆっくり静かに鑑賞できます
<カッパドキア 聖テオドール聖堂>
でこぼこの砂の地面がよりリアル感を出しています
<一角獣を従えた貴婦人より~わが唯一の望みの>クルニー中世美術館
陶板のつなぎ目を除けば、見事にタピスリー感も出ています
スケールも色合いも素晴らしい作品
山の中をくり抜いて作られたこの美術館は、地下3階(B3)から上に上がって行く
全5フロアの変わった造り
時を忘れて楽しんでいたら、気が付くとB3で既に2時間経過・・・
この美術館が誇る 「環境展示」 が魅力的過ぎて
目的の ルネサンス~バロック までたどり着けない?!
B3フロアの 古代~中世 で素晴らしかった展示がこれ
<エル・グレコの大祭壇衝立復元>
19世紀初頭のナポレオン戦争で破壊、散逸していた幻の祭壇画で
スペインとルーマニアに別々に保存されているものを原寸大で推定復元、世界初の試み!
この世から消えてしまった芸術品を復元できるのが陶板絵画の役割で
かなりの時間と苦労があったと思いますが、感動しました!
大塚国際美術館 その2 へ
いよいよ ルネサンス~バロック 地下2階に上がります