カラーストーンは地球の贈り物
「パライバトルマリン」と言う名前が世界中を駆け抜けて25余年。
最初に出会った時は、今までの宝石に無いような人工的な色合いに
染色なの? もしかして偽物? と言う疑念から入った記憶があります。。。
現在では、カラーストーンの中でも人気・価格もトップクラスの逸品になりました
そして… 21世紀に生きる私たちに、またまた新しい「地球の贈り物」が届きました
『グランディディエライト』 マダガスカル産の宝石です。
今年に入ってから噂は聞いていたのですが、偶然にも4月にまとまった数量の
『グランディディエライト』 に出会う機会がありました。
第一印象は、ブルーダイヤとパライバトルマリンを足したような美しさでした。
一般的な情報としては・・・
1902年にマダガスカル南部海岸で発見され、マダガスカル研究の権威〈Grandidier〉の名に因んで命名(発見した人ではないようです)
宝石品質と言われる透明度の高いものは極めて少なく、ほとんどがカボションカットにされる程度の半透明の石で、稀産ではありますが注目される宝石では無かったようです。
その後、スリランカ等で散発的な発見はあったようですが
2014年に最初の産地マダガスカルの別の鉱床から
宝石品質のグランディディエライトを含む鉱脈が見つかりました
人の手で2年ほどかけて採掘した原石は800㎏、宝石品質の透明な部分はわずか60g‼
当然、大粒石は極めて少なく1ctアップになると10個程度と言われています。
昨年末くらいから、マーケットにカット石が出回るようになりましたが
比較対象が少なく、非常に貴重な宝石の為
品質に対する価格もかなりばらつきがあるように思います。
半透明のものでも、それなりの価格になっている場合もありますが
やはりおすすめは、透明感ある澄んだブルーに煌めきが宿るもの。
パライバカラーのブルーダイヤ風(?)が個人的に印象に残ったものでした。
モース硬度も7.5ありますので、ジュエリーに仕立てて楽しむことが出来ます。
今回、入手したのがこちら!!
これからが楽しみな宝石ですね!