古くから七宝の一つとして日本でも馴染みのある「珊瑚」

「珊瑚」は、知れば知るほど、とても貴重で魅力的な宝石なのです。

『血赤珊瑚』と呼ばれる濃赤色のものは、珊瑚の中でも最高品質として

世界中で高い評価を受けています。サンゴ

 

色による分類

生体的な分類とは別に、宝飾珊瑚はその外観の色によって分類されています。

大きくは「赤」「桃」「白」3種に分かれ、その中間色には〈ボケ〉⇒「寝ぼけ色」が語源と言われているものがあります。

 

 

 

○高知(土佐)珊瑚

珊瑚の歴史は、諸説ありますが、約2000年前にイタリアで発見されたと言われ

日本では、仏教伝来と共にもたらされ、1000年ほどの歴史があると思われます。

 

正倉院の御物など、歴史あるものは遥か彼方の地中海産のものが、シルクロードを渡り

中国を経て日本にもたらされた「胡渡珊瑚」で日本のものでは無かったのです。

 

それに対し「土佐」と呼ばれる日本産珊瑚の歴史は浅く、200年ほどと言われていて

文化9年(1812年)に室戸沖で漁師が偶然珊瑚を釣り上げたのが、最初の発見と言う記録もあるようです。釣り

 

時代は幕末に近い江戸時代、徳川幕府は金・銀・銅などの財宝的な鉱産物は全て幕府の所有として、直轄採掘を行っていました。 

土佐藩はこの海の財宝の発見に小躍りしていましたが、大きな利権を幕府に召し上げられるか、あるいは国替と言う憂き目に合うことを恐れました。葵の紋

 

その結果のちに土佐藩はこの珊瑚を[お止め品]として、個人の採収・所持・販売を全て禁止し

幕府への献上品や外交用の進物など、限られた範囲で利用していたようです。

 

明治政府の成立により個人採取も許可され、現在に至る珊瑚の採収、加工が本格的に始まり

日本産の珊瑚は、輸入の「胡渡珊瑚」に対し「土佐珊瑚」と呼ばれるようになりました。

 

 

○血赤珊瑚

日本産赤珊瑚の原木は、一般的に根本付近で直径3cmほど 高さも30cmくらいと大きなものはほとんど無く、海底で潮流が流れてくる表珊瑚側はポリプが存在し穴跡が多く見られます。

 

反面、裏側はとても綺麗なのですが直径が太くても全てを使えないのが日本産珊瑚の大きな特徴です。

 

   

    表側(潮流を受ける側)            裏側

 

 

特に丸珠を得るためにはさらに条件が厳しく、根本以外の綺麗な枝部分の状態の良いものしか使えず、平均的な枝の太さで取れるのは78mm程度と言われます。

 

表裏の状態の良し悪しだけではなく、さらに日本産赤珊瑚の特徴でもある「白いフ」⇒原木の中心に入る骨のような白い部分を避ける必要がある為、丸珠で大きなものはとても貴重で高価になります。

 

特に直径10mm以上ともなると、最近では入手も困難なほど稀少価値も上がっています。

 

 

 

○珊瑚の魅力

テレビショッピングで珊瑚を紹介するようになり、改めて珊瑚も素晴らしさ実感しています。

今では、現地の入札にも血赤の良質な原木が出てこないとも聞きますが、幸いにもテレビでご紹介し

いる珊瑚はかなり昔の原木を改めて研磨したもので、品質・価格もご満足いただけると思います。

 

   血赤珊瑚の濃赤色

 

 

有機物ならではの温かみがあり、不透明なのに透明感を感じさせ、何より心に残る濃赤色。

見ると自然と欲しくなる・・・そんな宝石のひとつだと思います。

 

 

 

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