久しぶりに「ジュエルコンシェルジュBlog」を復活します。

アメブロに引っ越ししてフィールドも新たにスタートしますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

今回は宝石の王道「ダイヤモンド」のお話しです

誰もが知っているこのダイヤモンド、実は4つのタイプが存在する事はご存じですか?

 

無色透明カラーレスからイエロー・ブラウン系、貴重なブルーやピンク!!

と言う色の分類ではなく、まずはTypeⅠ〉と〈TypeⅡ〉2種に分類されます。

 

TypeⅠ〉

一般的に流通しているダイヤモンドは、ほぼこのタイプと言えます。

窒素原子を含み、いわゆるDカラーから評価されて徐々に黄色を帯びるダイヤ。

ブライダルからファッションジュエリーまで、ごく一部を除いて、ダイヤモンドは全てこのタイプ。

ダイヤモンドの全体の98と言われています。

 

TypeⅡ〉

窒素原子を含まない、完全にピュアな組成のダイヤモンド。言ってみれば炭素だけと言うもの。

非常に稀な存在で、ダイヤモンドの中でも2程度しか存在しない!!

・・・と GIA(米国宝石学会)のレポートにも記載されています。

(GIAレポートでquite rare非常に稀と記載されています

 

このⅠ型とⅡ型が、その中で更に〈a〉と〈b〉にそれぞれ分類されます。

 

a型は、世の中に流通するほとんどのダイヤモンドが該当しますが、Ⅰb型になると窒素原子の配列の違いで

カナリーダイヤなどの「ファンシー」と別称で扱われる美しいイエローダイヤに生まれ変わります。

 

a型は、無色やピンクダイヤの存在につながり Ⅱb型はホウ素(ボロン)を含みファンシーブルーが属するタイプになり

更に更に稀少なものです。(Ⅱ型の約0.01%と言われています)

 

表にまとめてみると・・・

 

 

TypeⅡ〉は生まれたままの Pure Diamond!!

 

GIAレポートはこちら・・・

 

話題の〇〇学園のような黒塗り部分は、ダイヤの個人情報ですので念の為隠します。。。

 

TypeⅡダイヤモンドは稀少性だけではなく、純粋な美しさを持ち世界で有名なダイヤモンドもこのⅡ型なのです。

・英国王室所有、ロンドン塔で永久展示されているCullinan』サイズは530.20カラット

別名:偉大なアフリカの星The Great Star of Africa

 

・かつては世界最大のダイヤモンドと呼ばれ、その歴史において周辺国の幾人もの王侯がその所有を争った Koh-i-noor』サイズは105.60カラット

 

GIA(米国宝石学会)と言えば ダイヤモンド・グレーディングの世界標準となっている4Cの考案元。

 

カラーグレードは 「D」から始まり 「Z」までありますが、なぜ 「A/B/C」が無いのか… 諸説あるようですが今後 「D」カラー以上のダイヤモンドが出てきた場合にA/B/Cは残しておこう…

そんなロマンティックな話が大好きです。

もしかすると、このTypeⅡダイヤは「C」カラーの可能性をも秘めているかもしれませんね。

 

試しに、Typea(左)とTypea(右)を並べてみました。

どちらもDカラーで同グレード&カラット・・・心の清らかな人には分かります!(笑)

 

 

※オンエア告知

2017年6月29日(木)14:00~ QVCにて『ファーストクラスジュエリー』のオンエアで TypeⅡa のダイヤモンドジュエリーが、生放送で登場します! 

お楽しみに☆