小奇麗な田舎町(地元の人はDowntownと呼んでいる)を過ぎると、
公園の中に個々の色んなテントが見えてきた。
楽しみしていた Farmer’s Market(地元の農産物市場) だ。
すでに、何を買おうか、わくわくする。
ここ、Walla Walla (笑笑?ワラワラと発音する)、
この地域のアメリカンインディアンの種族の名前である
今までその名前を聞くと、Sweet Onion で有名な田舎町なので、
その町に行くまではそれ以外の事は知らなかった。
あまりの田舎で田園地帯しかない、何もないというイメージで、あまり良くなかったのだ。
まず、最初に驚いたのはバンドの演奏があり感激した。
もちろん音楽はCounty Song 。
「お、牧場は緑」という歌も弾いていた。プレゼンテーション上手だね。
農家の人が直接持ってきた野菜・果物の店が並んでいる。
農家の人って感じがして良いよ。素朴さがあり、正直で、なんとなく土の香りがするね。
時間は限定されていて、朝の9時~13時まで。
とにかく、安い。桃とすももを売っている屋台で、
すももを切っていたので、味見をさせていただいた。
このすももは真っ赤(真紅色)で、ジューシ-で甘い。
まずそれを買った。
籠に12個ぐらい入っていて、2ドル(今現在の円レートでいえば、160円)。
桃も味見したかったので、味見を頼んだら、桃切らずに、丸ごとくれた。
もちろん、洗いもせず。
あの桃の毛がついていたが、僕はニッコリしてそのまま食べ始めた。
「店の人に、日本で桃を皮ごと食べると笑われる」と言ったら、
”why?” と不思議そうな顔で聞かれた(日本人って、本当のうまさを知らないね)。
桃の皮を剥いて食べるなんて、愚の骨頂。
一番甘味があるところで、繊維質もたっぷり。日本人はstrange!
そこで、店の人と写真を写してもらうことになった(ブログのために)。
籠に入っている桃を買った(約14個入っていて、なんと3ドル(250円)、エエーっ!。
ここで買ったサラダ、想像がつかないぐらいにサラダ(グリーンの野菜)が美味しい。
小さい大根も買って、見をしたが、小さいころに母親に、この大根辛すぎる!と、
文句を言ったのと同じで、もうこんな味の大根はほとんど日本にはなく、
懐かしい辛さがある大根を食べさせていただいた。
「懐かしい」
もちろん、この大根や赤かい小さい大根も買った。大人の味だね、美味い。
残念ながら、そのトウモロコシを食べるチャンスはなかった。
今アメリカで流行っているカップケーキの一口版が売っていて、味見として3個買った。
これはサイズの割には結構高い(1個40円)。
キャロット、ブルーベリーとピーチを買って食べたが、無茶苦茶美味しかったので、
もう一度、戻って他の種類も買った。これまた信じられないほど美味い。
マンハッタンやデズニーランドも良いが、これが、ホントのアメリカで、
アメリカでの楽しみ方かもね。
しかし、多くのアメリカ人でさえ、最近はこんな経験ではできなくなっていると思う。
町は小さいが歴史があるし、余裕がある30代からの若者に人気があり、
東部からの旅行者も多く来ている、古いがモダンになっている素敵な町。
なぜ、こんな雰囲気の良い町になったのか、また人気スポットになったか?
を次回を楽しみに。