支援物資の供給で疲れた夜、参加者グループ全員が集まって超満員のファミリーレストランで食事をした。
朝と昼は同じ種類のパンを食べていたので、結構おいしく感じた。
大した事をしてないが、疲れました。
無料の物を配るのは、まあ格好がいいものである(世話をしていると自己満足感)。
でも、あの荒廃を見るとTsunami の恐ろしさが分かる。
神戸の震災とはまた違う。
神戸の震災の1週間後に神戸にVolunteer として行って驚いたのは、地震で高速道路が潰れていたり、マンションが潰れていたり、家が潰れていたり、また被害がない家も見かけた。
今回の東日本大震災で、僕が行ったところ(仙台市、石巻市)は、地震での建物の被害はそれほどでもなかった。でも、Tsunami の恐ろしさは想像を絶する。特に南三陸は。
被災者の方々のために、「何かをしてあげたい」「その被災地に行ってエクササイズをしてあげたい」「元気になっていただきたい」義援金を出したし、またスタッフや会員さん、母親より預かった義援金を寄付した。
被災者の方々に何かをしてあげたいという気持ちだけを持っていた。
午後10時半に明日の打合せをし、共に祈りました。
寝ようと思い横たわっていると、緩やかに揺れ始めた。(前夜も2回あったので、同じ揺れを感じた)
緩やかな揺れが急に前後、左右に大きく叩きつけられるような揺れとなった。
強い揺れが長く続き(震度6、マグニチュード7.4、新潟地震よりも大きく、震源地は我々が居る、宮城県沖)、絶対に建物が潰れると思った。
(建物が潰れると思ったので、ふとんで頭を覆い被った。後で聞くと柱が折れたみたいだ。)
前日の地震、翌日も大きな地震に遭い、3月11日の大地震以来、被災者の方々が毎日抱いている恐怖を、少しですが体験しました。
現地に行く前は、「何かをしたい、してあげたい」という思いだけで、被災者の方々の恐怖や悲しみを体験したいとは思ってもいませんでした。
この経験は我々をより謙虚な気持ちにさせたと思います。
「支援のサポートをしてきました」とか、自分の経験談を自慢しながら言う気持ちはさらさらなくなりました。
自分自身を考え直させられました。