私の友人のPTの先生(この人、鼻がきくのか、統計学上的に旨いもんを選んでいるのか)、
いずれにせよ、旨いもんや旨い食べもん屋さんをよく知っている。
地元の人よりもよく知っているし、Story性も巧みで説明も上手だ。
円盤餃子を食べた後に、会津スタイルの居酒屋「なんごう」
(ママさんは南郷村の出身)に行った。
居酒屋で水をたのむと、「水っ?」と聞き返してくる。「この人お酒飲めないんですよ」
「それじゃ、自家製のしそジュースを出してあげるよ」
ここの名物は馬刺し。
「僕は熊本に行っても、馬刺しは食べないんですよ。」
「ここのは、ぜんぜん違うんですよ。会津の馬は旨いんですよ。」とPTの先生。
ここの馬刺しはニンニク入りの辛い味噌につけて食べるらしい。
「馬刺しは食べませんが、その味噌だけください。」
(ママさん、変わったのが来たねと思っている様子)
肉が赤く(本マグロの赤さ)のようで熊本のような霜降りではない。
8枚ほどのスライスがあり、生のオニオンスライスががっぽり添えてある。
「旨い!食べてみたら」
「・・・・・、・・・・・。」
彼の様子を見ながら、またコメントを聞きながら、どうしても決断できない。
友人は旨そうに、4枚目を食べる。
「それじゃ」と言って1枚の上に味噌とオニオンをがっぷり乗せ、
醤油を多めに漬けて食べてみた。
(確かに悪くはない、ただ馬というイメージが強いだけである。
匂いは味噌のニンニクと醤油とオニオンだけである)。
よく噛み、飲み込んだ。
何のコメントも残さず。誰も僕のコメントは聞こうともしなかった。
そんな僕を見た友人はそれからは勧めなかった。
このしそジュース、美味しいのですが、濃い。
酢の強さが喉に気持ちが良い。あまり、濃いので、三回水を足してもらった。
もう一人、常連か知合いのお兄さんがこれまたFriendly で会津出身、。
色々とこちらの話しに入ってくる。
会津出身の方はプライドが高いようだ(歴史的背景もある)。
ママさん(70歳ぐらい?)がお土産にと「会津藩の什の掟」のタオル(写真)をくれた。
(もちろん店で使っているタオル)
「これ、あげっから、帰ったら洗うんだよ」とタオルをくれた。
写真では見えないでしょうが、左下に会津藩と書いてあって、什の掟が書いてある。
でもタオルを見ると、七掟しか書いていない。(深い意味がありそうだ?)
このママさん、すごいね。誰から教育を受けたのか、営業の極意を知っている。
「熱狂的なファン」作りを心得ている。
このママさんは、また来てもらおうという動機ではなく、好意でしているので、こちらも嬉しい。
また、行こうと思うし、掟の事も聞かなくてはね。
福島は食べ物も旨いし、人も上手い(良い)わ。
駅のそばにコラッセ福島の中に福島県観光物産館があり、郷土の物をたくさん販売している。
桃のジュースもあまりの美味しさに3ケース買いました。
スタッフに渡すと、全員が「美味しい」と驚いていました。
その店の外には、朝狩り桃を売っている。
味見をすると、もちろん皮ごと切ってくれて、皮ごと食べた(硬めの桃でまだ甘くない)。
これからの甘い桃(ありあけ)がでて、今のは甘くはないらしい。
でも今回は荷物がいっぱいだったので、桃3つだけ買った。
「桃は皮ごと食べるんだよ。」とおばさんに念をおされた。
僕は桃もリンゴも皮ごと食べるので(皮のふちの所が一番甘い)、このおばさんの言うことに納得。
帰って食べたら美味しかった。(感激しました)
福島は何でも1番というのはないらしいが、
リンゴは青森より美味しく、桃は岡山より美味しく、サクランボは山形より安いし、美味しい?。らしい。
総合的には福島はNo.1かもね。